島谷常寛

島谷 常寛（しまたに のぶひろ）のプロレス人生

島谷常寛選手は、1996年2月27日生まれ、山口県出身の日本のプロレスラーです。彼は、高校を卒業後の2016年にプロレスラーとしてのキャリアをスタートさせました。下関国際高等学校を卒業した後、彼はDDTプロレスリングに入門し、デビューを果たしました。

経歴のスタート

島谷選手は2016年3月5日のDNA春日部大会にて、岩崎孝樹選手との試合でプロデビューを果たしました。彼はその後、勢いを持ってキャリアを築いていきます。デビュー年の9月25日には、キング・オブ・ダーク王座を獲得するという出だしから、多くのファンの注目を浴びる存在となりました。ところが、2017年2月19日には伊橋剛太選手に敗れ、王座を手放すことになります。

タッグチームと新たな挑戦

2019年には、ベストボディ・ジャパンプロレスNEW PIER HALL大会にて、なべやかん選手とタッグを組み、BBWタッグ王者のタイトルを獲得しました。11月には、DDTを退団することを発表し、その後はフリーで活動を続けながらも、DDTのイベントには引き続き出場していくこととなります。

2021年9月29日には、GLEAT新宿大会にマスク姿で登場し、正体が明らかになると同時に、河上隆一選手や田村ハヤト選手の所属するチーム（ガチムチ軍→BULK ORCHESTRA）に参加しました。2022年11月23日、GLEAT後楽園ホール大会では正式にGLEATに所属することが発表され、ますます活躍の場を広げていきました。

得意技とタイトル歴

彼の得意技には「その場跳びシューティングスタープレス」、「逆打ち」、「フィッシャーマン・バスター」があり、これらの技を駆使して試合を展開します。タイトル歴には、DDTプロレスリングでの第18代キング・オブ・ダーク王座とアイアンマンヘビーメタル級王座（第1184、1197、1301、1305、1307、1317、1322、1325代）、GLEATでの第2代G-INFINITY王座があります。彼は特に、アイアンマンヘビーメタル級王座を保持していた1196代王者にワイパーロックでギブアップを奪い、いくつかの王座を同時に手に入れるなど、その実力を証明しています。

人物やエピソード

島谷選手はDDTの練習生として活動するも、一度脱走した経験があります。しかし、その後再び練習生としての道を歩み直しました。彼の入場曲は「パワーボム」で、観客の期待を一身に背負いながらリングに上がります。特に、2017年2月14日のイベントでは、大鷲透選手に素人童貞であることを暴露され、観客からの大ブーイングを受けたエピソードも印象的です。

2020年には、コロナ禍における自身の苦境を訴える記事が週刊文春に取り上げられ、多くの注目を集めました。舞台にも出演し、DDTドラマティックドリームシアターDNA組による「櫻農カプリチオ～櫻ヶ丘農業高等学校狂想曲～」で岡江直人役を演じるなど、幅広い才能を見せています。

島谷常寛選手のこれからの活躍に、ますます期待が寄せられます。彼の挑戦は、ファンにとっても目が離せないプロレスライフを送っています。

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