崎山克彦

崎山 克彦の業績と活動

崎山克彦（さきやま かずひこ）は、日本の著名な活動家であり、NGO「南の島から」の代表を務めています。1935年6月1日、福岡県に生まれ、東京都立新宿高等学校を卒業した後、慶應義塾大学法学部で学びました。1959年には講談社に入社し、1964年にはカリフォルニア大学大学院でジャーナリズムを専攻しました。彼のキャリアは多岐にわたり、特に講談社インターナショナル・アメリカ社での業務を経て、国際的な視点からの活動が展開されました。

カオハガン島との出会い

1991年、崎山はフィリピンのカオハガン島を1千万円で購入しました。この島において、彼は教育や医療、産業の整備を進め、小規模ながらもロッジや公共トイレなどの施設を設けました。その結果、グリーンツーリズムを促進し、島民の収入源を創出しました。彼は、島を持続可能な観光地として育てることを目指し、地域社会の発展に寄与してきました。

NGO「南の島から」の設立

1995年、崎山は更なる熱意からNGO「南の島から」を設立しました。日本から訪れる観光客によって増加した興味を活かし、島民の子供たちの教育環境の向上を目指しました。たとえば、会費を通じて島民の子供たちが高等学校に進学するための奨学金を提供するなど、具体的な支援活動を展開しています。「堅苦しさのない自由な南の島から」というキャッチフレーズのもと、彼は多くの支持を集めました。

環境保護への取り組み

2007年ごろから、崎山はカオハガン島沖に約36万平方メートルの「熱帯珊瑚礁保護区（フィッシュサンクチュアリ）」を設立する計画を進めています。ラプ＝ラプ市の許可を得た上で、地元のサンカルロス大学と協力し、環境管理に注力しています。この保護区は、漁業の持続可能性を保護することを目的としており、地域の環境保全に寄与しています。さらに、2009年以降はNGO「南の島から」からの支援も予定されています。

著作とメッセージ

崎山は、これらの活動の成果や島の生活をまとめた著書も多数刊行しています。

• - 『何もなくて豊かな島―南海の小島カオハガンに暮らす』
• - 『世界でいちばん住みたい島―風の島カオハガンに楽園を創る』 (熊切圭介との共同)
• - 『ゆっくり生きる』
• - 『青い鳥の住む島』
• - 『カオハガンからの贈りもの』

これらの著作を通じて、彼はカオハガン島の魅力や教育の重要性について広く伝えています。崎山克彦の取り組みは、地域の人々の生活向上に寄与し続けており、多くの支援者を惹きつけています。また、彼の活動は、持続可能な開発や環境保護の重要性を広く啓蒙する役割も果たしています。

外部リンク

• - カオハガン島公式ホームページ

今後も彼の活動に注目が集まることは間違いありません。

もう一度検索