崔源峻

崔源峻（チェ・ウォンジュン）について

崔源峻（チェ・ウォンジュン、朝鮮語: 최원준、1994年12月21日生まれ）は、韓国のソウル特別市出身のプロ野球選手で、主に投手として活躍しています。彼は元々「崔洞現（チェ・ドンヒョン）」という名で知られていました。

経歴

アマチュア時代

　崔源峻は大学時代からその才能を開花させており、2013年と2014年には大学春季リーグで最優秀選手賞を受賞しました。大学のエースとして、数々の試合で強力な投球を見せました。さらに、2015年にはアジア野球選手権大会の韓国代表としても活躍しました。しかし、彼の大学4年次にはトミー・ジョン手術を受けたため、ほとんどのシーズンを欠場。加えて、2016年10月には甲状腺がんの手術も受けました。その後、治療を経て復帰を誓い、名前を改名しました。

斗山時代

　2017年には斗山ベアーズから指名を受け、プロ選手としてのキャリアをスタートしますが、同年は度重なる故障の影響で1軍と2軍すべての試合に登板することがありませんでした。2018年には7月25日にSKワイバーンズ戦で遅ればせながらプロデビューを果たし、3イニングで3失点を記録しました。この年はわずか6試合に出場しました。

　2019年は中継ぎとして活動し、初勝利、初セーブ、初ホールドを達成しましたが、その存在感はあまり際立ちませんでした。しかし、2020年には開幕エントリーに名を連ね、初期は中継ぎでの登板が中心でした。しかし、チームの先発投手が続けて故障したため、6月からは先発投手に配置転換され、見事な投球を見せることになります。彼は、9月12日のキウム・ヒーローズ戦まで開幕から無敗の10連勝を記録するという素晴らしい成績を収めました。

　2020年の準プレーオフでは、LGツインズとの2回戦に先発し、激しい打撃戦の末、相手投手に打ち勝ち、プレーオフ進出を決定付ける勝利を収めました。

　2021年には韓国の国産先発投手陣が不安定な中で、開幕からエースとしての存在感を保ちました。6月16日には東京オリンピックの韓国野球代表メンバーが発表され、12試合に先発し無敗の7連勝、平均自責点2点台という立派な成績を残し、唯一代表に選ばれました。

プレースタイルと人物

　崔源峻は、高速サイドアームの投手であり、最高145km/時のストレートを主に使用します。力強いフォーシームと内角に曲がるカーブを得意とし、さらにチェンジアップやフォークボールも投げることができます。彼はストレートを約70％の割合で投げ、奪三振能力に優れた投手です。

詳細情報

• - 年度別投手成績: 彼の成績は年々向上しており、特に2020年と2021年は非常に良好な結果を残しています。
• - 代表歴: 2020年の東京オリンピックでは韓国代表として活躍しました。
• - 背番号: 2017年は63、2018年からは61を背負っています。

崔源峻はこれまでの厳しい試練を乗り越え、活躍を続ける期待の選手です。

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