嵐電天神川駅

嵐電天神川駅について

嵐電天神川駅（らんでんてんじんがわえき）は、京都府京都市右京区にある京福電気鉄道嵐山本線の停留場であり、駅ナンバリングはA5です。また、「右京区総合庁舎前」との副駅名も持っています。

歴史

この駅は2008年3月28日に開業しました。開業前には、地下鉄東西線の太秦天神川駅が2008年1月16日に延伸された際に、新たな乗り換えの場として計画されました。開業までの間は、隣の蚕ノ社駅がその役割を担っていました。

この駅の設置経費は約6億4,300万円で、そのうちの約6億1,600万円は京都市によって負担されました。新設された駅は、嵐山本線にとっては1956年以来52年ぶりの中間停留場です。また、京福電気鉄道全体としては1992年の仁愛グランド前駅以来、15年ぶりの新駅となります。

さらに、嵐電天神川駅の開業により、東西線だけでなく京津線や石山坂本線から嵐山・嵯峨野への交通アクセスも大幅に改善されました。これにより、多くの観光客が嵐山を訪れやすくなりました。

年表

• - 2008年3月28日: 嵐山本線の山ノ内駅と蚕ノ社駅の間に新たな駅が開業。

停留場構造

嵐電天神川駅は、相対式ホームを持つ地上停留場で、2面2線のレイアウトです。また、特異な点としては、併用軌道区間ながら、プラットホームが設置されており、屋根が全体を覆う構造になっています。このプラットホームには休憩用のベンチも設置されています。さらに、地下鉄太秦天神川駅から駅まで続く通路には屋根がかけられています。

当初の計画では、停留場は三条通の東側歩道に近接する予定でしたが、その後の計画変更によって三条通の両側車線の中央に設置されることになりました。ホームと三条通の歩道は、信号機付きの横断歩道で結ばれています。

周辺施設

駅周辺には、京都市営地下鉄東西線の太秦天神川駅との連絡通路があります。この通路は四条大宮方面の上りホーム側に設置されており、交通の便をさらに向上させています。周辺には、右京区総合庁舎や右京中央図書館、京都市交通局などの公共施設も存在し、多くの人々が利用しています。また、大日本印刷の太秦工場も近くにあり、地域の商業活動にも寄与しています。

その他の情報

嵐山本線は2007年3月19日に駅ナンバリングを導入しましたが、当駅が開業される前だったため、A6は欠番扱いとなっています。

隣接する停留場

• - 山ノ内駅 (A4) - 嵐電天神川駅 (A5) - 蚕ノ社駅 (A6)

括弧内は各駅の番号を示します。

このように、嵐電天神川駅は技術的な利便性だけでなく、地域の重要な交通拠点として位置付けられています。観光地へのアクセスや近隣施設の利用にも便利で、多様な利用者から支持されています。

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