嵐電嵯峨駅

嵐電嵯峨駅：歴史と観光の拠点

京都市右京区に位置する嵐電嵯峨駅は、京福電気鉄道嵐山本線沿線にある停留場です。駅番号はA12。嵐山観光の玄関口として、多くの観光客で賑わうこの駅の歴史や構造、周辺情報について詳しく見ていきましょう。

明治時代からの歴史

嵐電嵯峨駅は、1910年（明治43年）に嵐山電車軌道の嵯峨停車場前駅として開業しました。その後、会社合併を経て京都電燈、さらに京福電気鉄道と運営会社が変遷しています。駅名は、幾度かの改称を経て、2007年（平成19年）に現在の「嵐電嵯峨駅」となりました。

当初の駅名である「嵯峨停車場前駅」は、近隣に存在した嵯峨駅（1897年開業、1994年に嵯峨嵐山駅に改称）に由来しています。嵯峨駅改称後も、当停留場の名前は変更されずに残りました。

かつては、近隣の喫茶店で嵐電1日フリーきっぷの販売を委託していました。これは、嵐電が商店にフリーきっぷ販売を委託した唯一の事例でしたが、2012年12月末に委託販売は終了しました。

駅の構造とアクセス

嵐電嵯峨駅は、相対式ホーム2面2線の地上駅です。西側の踏切を渡ると、嵯峨嵐山駅へと続く道路にアクセスできます。各ホームからは、この道路へ斜路で連絡しています。

駅周辺には、JR山陰本線（嵯峨野線）と嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線の嵯峨嵐山駅が約300mの距離にあり、徒歩約4分です。これらの駅から嵐電嵯峨駅へ乗り換えることで、嵐山エリアの観光がスムーズになります。

また、駅周辺には長慶天皇嵯峨東陵や安倍晴明墓など、歴史的な史跡も点在しています。

嵐山観光の拠点として

嵐電嵯峨駅は、世界遺産の天龍寺や、保津川下りなど、嵐山観光の主要なスポットへのアクセスに非常に便利な立地です。多くの観光客が利用しており、嵐山観光の拠点として重要な役割を果たしています。

周辺には、飲食店や土産物店も多く、観光客にとって快適な環境が整っています。駅を利用して嵐山観光を楽しむ際には、ぜひ嵐電嵯峨駅をご利用ください。

隣の停留場

まとめ

嵐電嵯峨駅は、長い歴史を持つとともに、嵐山観光の重要な拠点となっています。アクセスも良く、周辺には様々な観光スポットや施設があるので、嵐山を訪れる際はぜひ利用してみてください。

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