川俣茂

川俣茂（かわまた しげる）

川俣茂は、1949年8月22日に栃木県で生まれた日本のプロゴルファーです。彼の兄もまたプロゴルファーとして名を馳せており、川俣家はゴルフ界で注目されています。茂選手は1978年にプロとしてのキャリアをスタートさせ、その後数多くのトーナメントでの活躍が知られています。

トーナメントの経歴

川俣は1980年の表蔵王国際東北オープンで魅力的なプレーを見せ、初日には栗原孝と68で並び2位タイでスタートしましたが、最終日には9位タイでフィニッシュしました。1983年の関東オープンでは、初日に尾崎健夫や謝敏男と並んで好スタートを切ったものの、最終日は低迷し13位タイで終わる結果となりました。

1986年には関東オープンで7位に入り、1987年の伊香保国際オープンでは5位タイに入るなど、安定した成績を残し続けました。特に1988年には、第一不動産カップで三日連続で60台のスコアを叩き出し、5位タイに入ったことが際立っています。また、インペリアルトーナメントでは、最終日まで好位置をキープし、プレーオフに進出しました。

その後も様々なトーナメントで活躍し、1988年のCITICORP OPENでは最終日に69を記録し2位タイに入るなど、実力を証明しました。1990年のよこはまオープンでは最終日に3位を記録し、その後もコンスタントに上位進出を果たしました。

プロとしての成果

川俣選手は1993年にブリヂストン阿蘇オープンで初優勝を遂げ、名実ともに実力派選手としての地位を確立しました。1998年の全日空オープンをもってレギュラーツアーから退くことになりますが、彼の活躍は多くのファンの記憶に残っていることでしょう。

2000年にシニアツアーに移行後も、全日空・石垣島シニアプロアマの団体戦で優勝を果たし、個人戦でも上位入賞を達成するなど、なおも競技人生を充実させ続けました。彼はシニアオープンやオールドマンパーシニア、ファンケルクラシックなどでも好成績を収め、2005年の日本プロシニア以降しばらく競技から離れました。

現在

現在、川俣茂は千葉県流山市の流山ゴルフセンターでレッスンを行っており、次世代のゴルファーの育成にも努めています。プロとしての経験を活かし、多くのゴルファーに技術を伝授している姿勢は非常に評価されています。また、兄弟がプロゴルファーであることもあり、川俣家はゴルフ界の中でも一際注目される存在となっています。川俣のプロとしてのキャリアと、その後の指導者としての成長は、日本ゴルフ界において非常に意義深いものとなっていることは間違いありません。

もう一度検索