川口盛外

川口 盛外（かわぐち たけと）に関する詳細

川口盛外は1985年8月15日に静岡県静岡市で生まれた元プロ野球選手であり、また元社会人野球選手としても知られています。彼の野球人生は、静岡高校時代にスタートしました。高校3年生の夏には、県大会での6試合に登板し、甲子園出場に大きく貢献しました。しかし、甲子園では左肩を痛めてしまい、救援登板に限られたことで、チームは3回戦で敗退しました。彼の高校時代のチームメイトには、後にプロ入りする黒田祐輔がいました。

高校卒業後、川口は早稲田大学への進学を目指しましたが、故障の影響で硬式野球部のセレクションを断念しました。その後、静岡高校の野球部の監督が早稲田大学の準硬式野球部出身であったことから、準硬式野球部に入部。入学後は故障が治り、1年生から活躍を始め、大学通算で34勝を挙げました。準硬式野球日本代表としても中国遠征を経験し、名を馳せました。

卒業後はプロから育成選手としての打診を受けましたが、王子製紙に入社し、同社の硬式野球部に加入しました。入部早々に才能を発揮し、第79回都市対抗野球大会予選の東海地区2次予選では4勝無敗でチーム内唯一の優秀選手賞を獲得しました。都市対抗野球大会本戦でも準決勝に進出し、7回途中まで無失点という素晴らしいピッチングを披露したものの、決勝には登板できませんでした。それでもそのパフォーマンスが評価され、若獅子賞を受賞しました。社会人野球2年目の第80回大会では、残念ながら初戦で敗退しました。

2009年、彼はプロ野球ドラフトで広島東洋カープから6位指名を受け、11月に仮契約を結びました。2010年シーズンには二軍で25試合に登板し、防御率3.38とまずまずの成績を収めましたが、翌年は7試合の登板にとどまり、2011年10月に戦力外通告を受けました。さらに、2012年には王子製紙野球部に復帰し、現役を続行しました。

2018年に現役を退いた川口は、以降チームのマネージャーを務めることとなります。また、2016年には学生野球資格回復研修を受講し、翌年には日本学生野球協会から資格回復の認定を受け、学生野球選手への指導ができるようになりました。彼のキャリアを通じ、野球への情熱と指導者としての新たな道が示されています。

詳細データ

• - 一軍公式戦出場なし
• - 背番号: 57 （2010年 - 2011年）

このように、川口盛外は多彩な経験を持つ選手であり、今後も学生野球などを通じて新たな世代への指導に尽力することが期待されています。

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