川島スポーツ公園

川島スポーツ公園

岐阜県各務原市川島小網町に位置する川島スポーツ公園（かわしまスポーツこうえん）は、地域住民の健康増進やスポーツ活動を支える多目的運動公園です。その歴史は古く、かつて羽島郡川島町が「川島町総合スポーツ公園」として整備・開設したことに始まります。

施設案内

公園内には、様々なスポーツに対応した施設が整備されています。

野球場: 両翼91.0m、中堅105.0mの広さを誇る本格的な野球場です。少年野球、社会人野球、ソフトボールなど、幅広いレベルのプレイに利用されています。試合の状況をリアルタイムに伝える電光掲示式のスコアボードも、右翼側に備えられています。
多目的グラウンド: 広大なグラウンドでは、陸上競技やサッカーなど、多様なフィールドスポーツを楽しむことができます。
テニスコート、バスケットボールコート: 球技愛好家のために、テニスコートとバスケットボールコートも完備しています。特に近年、これらのコートは増設され、より多くの利用者が快適にプレイできるよう環境が整えられました。

かつては屋外プールも存在しましたが、後述のリニューアル工事に伴い撤去されています。

沿革

川島スポーツ公園は、1979年（昭和54年）に当時の羽島郡川島町によって「川島町総合スポーツ公園」として開設されました。開設当初はまず野球場が完成しましたが、スコアボードなど一部施設は未完成でした。

その後、段階的に施設整備が進められ、1983年（昭和58年）には多目的グラウンド、テニスコート、バスケットボールコートなどが完成し、第1期工事で計画された全施設が利用可能となりました。さらに1988年（昭和63年）には、50mプール、20mプール、幼児用プールからなる屋外プールが完成し、この時点で公園全体の計画が完了しました。

公園の名称が変わる大きな転機となったのは、2004年（平成16年）の市町村合併です。川島町が各務原市に編入されたことに伴い、「川島町総合スポーツ公園」から現在の「川島スポーツ公園」へと名称が改められました。

プールの歴史は、2014年（平成26年）8月に大きく動きました。50mプールの側壁に破損が見つかったため、プールの営業が中止されました。そして、2019年（令和元年）10月からは公園全体のリニューアル工事が始まり、2021年（令和3年）3月に工事が完了しました。このリニューアルでは、屋外プールは撤去されましたが、駐車場の拡張が行われたほか、テニスコートとバスケットボールコートが増設され、より利用しやすい公園へと生まれ変わりました。

利用案内

所在地: 岐阜県各務原市川島小網町2146番地1
営業日: 年末年始（12月29日 - 1月3日）を除き毎日利用可能です。
営業時間: 季節によって異なります。
3月 - 5月および9月: 午前8時から午後6時まで
6月 - 8月: 午前8時から午後7時まで
* 10月 - 2月: 午前8時から午後5時まで

アクセス

公共交通機関を利用する場合、各務原市が運行するふれあいバス川島線の「スポーツ公園前」バス停が公園の目の前にあり、非常に便利です。

周辺施設

公園周辺には、様々な施設が点在しています。四季折々の花が楽しめるフラワーパーク江南、防災の拠点である岐阜県消防学校、医薬品の歴史を学べる内藤記念くすり博物館といった施設は、公園利用と合わせて訪れるのも良いでしょう。また、近隣の南派川河川敷にある川島小網堤外グラウンド（少年野球場・少年サッカー場）の予約についても、この川島スポーツ公園の窓口で行われています。その他、神明神社も近くにあります。

川島スポーツ公園は、地域のスポーツ振興と住民の交流拠点として、日々多くの人々に利用されています。

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