川村卓正

川村卓正（かわむら たくまさ）

1959年1月1日、北海道苫小牧市に生まれ、神奈川県を拠点に活動する日本の多才な人物。編集者、作家、応用技術クリエイターとして幅広い分野で活躍し、環境省に登録された環境カウンセラーとしての顔も持つ。デジタルを活用した学習コンテンツ開発に長け、教育分野への貢献が大きい一方で、自然環境への深い関心と社会貢献活動にも精力的に取り組んでいる。

人物像と活動

川村氏は、デジタル学習コンテンツ開発の分野で先駆的な役割を果たしてきた。電子辞書やマルチメディア教材、さらにはインターネットを通じた学習ドリルなど、様々なプラットフォーム向けに質の高いドリル形式コンテンツを生み出している。教育現場に役立つツール開発にも従事し、教育雑誌『おまかせ！教師のパソコン』（河出書房新社）の編集長時代には、雑誌編集と並行してソフトウェアライブラリー開発にも尽力した。

また、作家としての活動も行っており、月刊誌『Goody』（ベネッセコーポレーション）といったアウトドア専門誌に、トレッキング、ケイビング（洞窟探検）、ラフティングなど、自然体験に関する多くの記事を寄稿している。さらに、環境問題への深い関心から、マレー半島やボルネオ島など、世界のジャングルや無人島で自然環境の調査活動にも携わってきた。

特筆すべきエピソード

2002年、取材のため滞在していたインドネシアのバリ島で、悲惨なバリ島爆弾テロ事件に遭遇。現場に居合わせながらも冷静に行動し、負傷者の救出活動にあたるという強い使命感と勇気を示した。

料理に対する情熱も深く、自ら編集したレシピ本『ボブとアンジーbooks』(ディー・アート)では、料理レシピ本としては異例となるQRコードの導入を初めて実現した。これは、紙媒体とデジタル情報を連携させる新しい試みとして注目を集めた。

地域社会への貢献活動も積極的に行っており、NPOかながわ環境カウンセラー協議会の一員として環境保全活動に参加するほか、2000年には埼玉県狭山市で地域密着型のフットサルクラブ「LocoAmigo」を設立・運営。市民チームによる「Locoカップ」などの大会を主催するなど、スポーツを通じた地域交流や活性化にも尽力した。

著作

『大人のためのステップアップ式理科ドリル(1)』 技術評論社 （2009年6月）
『デブでも走れる東京マラソン』 毎日コミュニケーションズ （マイコミ新書、2009年7月）
『子どもの力を引き出す板書・ノート指導のコツ』 ナツメ社 （2010年4月）
『子どもの力を引き出すうまい叱り方』 ナツメ社 （2011年2月）

辞典編纂

『中学地理必修用語事典』（SII、エンサイクロン）
『中学歴史必修用語事典』（SII、エンサイクロン）
『中学公民必修用語事典』（SII、エンサイクロン）
『中学理科1分野必修用語事典』（SII、エンサイクロン）
『中学理科2分野必修用語事典』（SII、エンサイクロン）

デジタルコンテンツ執筆

コクヨ
『メモリボ MBA基本用語集 アカウンティング/ファイナンス/人的資源/組織行動学編』
『メモリボ MBA基本用語集 論理的思考/経営戦略/マーケティング編』
『メモリボ 大人の「理科・社会力」チェック』
『メモリボ 大人の「国語力」チェック』
Yahoo! JAPAN
『インターネットドリル 理科1分野用語暗記ドリル』
『インターネットドリル 理科2分野用語暗記ドリル』
『インターネットドリル 地理用語暗記ドリル』
『インターネットドリル 歴史用語暗記ドリル』
『インターネットドリル 公民用語暗記ドリル』
『インターネットドリル 漢字暗記ドリル』
『インターネットドリル 英単語暗記ドリル』
ベネッセコーポレーション
『ポケットチャレンジ 中学地理』
『ポケットチャレンジ 中学歴史』
『ポケットチャレンジ 中学理科1分野』
『ポケットチャレンジ 中学技術』
『ポケットチャレンジ 中学保健体育』
その他
『LeapPad Junior Horizon Hi，English！準拠版』（東京書籍,インタープログ, Leapfrog）
『ComSta 大人の常識ドリルシリーズ』（日本コムネット）
『ComSta 中学版シリーズ』（日本コムネット）
* 『ComSta 超速攻略シリーズ』（日本コムネット）

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