川瀬裕子

川瀬 裕子（かわせ ゆうこ）は、北陸放送（MRO）に所属するアナウンサー。1967年2月16日生まれで、大阪府出身、三重県名張市育ち。立命館大学文学部を卒業後、1989年にMROに入社しました。

キャリアと人物

MRO入社後、川瀬アナウンサーはアナウンス業務を開始。一時的にディレクターなど番組制作の裏方業務にも携わりましたが、2013年2月からはアナウンスの現場に復帰し、現在に至ります。この多様な経験が、アナウンサーとしての幅を広げています。親しみやすい人柄で、「ゆうこりん」「ゆうこさん」「ゆうこ姐さん」といった愛称で広く親しまれています。

現在の担当番組

現在の主な担当はラジオ番組です。平日午後の情報番組「おいね★どいね」では水曜・火曜パーソナリティとして、日々の話題や生活情報を伝えています。また、「鏡花の時間」（毎週日曜9:00～9:15）では文学世界を紹介し、「えほんだ！まち３丁目～ラジオ絵本やさん」では子供たちに絵本の読み聞かせを行います。不定期の「MROショッピングスペシャル『おいね☆こうてまぁ!』」や、随時のテレビ・ラジオ「MROニュース」、ラジオ「局名告知」も担当しています。

過去の主な担当番組

これまでの長いキャリアで、川瀬アナウンサーは非常に多くの番組に携わりました。テレビでは情報番組「まぜごはん」などに出演。ラジオでは、朝ワイド「今日も“シャキ”っと」、土曜の「土曜は一気!バリバリトーン」「好キっと土曜日!」、経済「市場ジョッキー」、音楽「Oh! 新世界」「歌のない歌謡曲」など、幅広いジャンルを経験しました。

特に、地域のスポーツ中継にも深く関わり、ラジオの金沢競馬中継や、金沢マラソンのラジオ中継（2015年～2017年）で臨場感を伝えました。情報ワイド「げつきんワイド!おいね★どいね」でもパーソナリティを務めたほか、テレビ開局記念特番など、局の節目となる番組や、テレビ番組のナレーション（2018年）、深夜ラジオ「ムフフナイト」シリーズなども担当しました。

アノンシスト賞最優秀賞受賞

川瀬アナウンサーの高い技術は全国レベルでも評価されています。2015年には、TBS系列のアナウンサーを対象とした「アノンシスト賞」において、「テレビ読みナレーション」部門で最優秀賞を受賞しました。

受賞の対象は特別番組『等伯は私である』でのナレーションです。単なる朗読ではなく、映像に合わせて声色や感情表現を巧みに変化させ、番組の世界観を深く伝えるその語り口は、審査員から絶賛されました。全国の系列局の精鋭アナウンサーが集う中で最優秀賞を獲得したことは、川瀬アナウンサーのナレーションスキルが傑出していることを示しています。

まとめ

長年のキャリアに裏打ちされた確かな技術と、親しみやすいキャラクターを持つ川瀬裕子アナウンサー。ラジオを中心に情報、文化、スポーツ、ニュースなど幅広い分野で活躍し、北陸放送の「声」として地域に貢献しています。

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