川田歩実

川田 歩実について

川田歩実（かわだ あゆみ）は、2003年2月25日生まれで、埼玉県草加市を故郷とする日本の柔道選手です。彼女は52kg級で活躍しており、身長は159cm、血液型はA型、そして特に右組みで戦うスタイルが特徴です。特に得意な技は背負投で、この技を駆使して数々の戦績を収めています。

経歴のはじまり

柔道への情熱は幼少期から始まりました。川田選手は4歳の時に兄や姉と共に草加市柔道会で柔道を始めました。父親が柔道整復師だったことも影響していたと言われています。中学時代の修徳中学校では、監督の松本まゆみからの「もっと冷酷になれ」というアドバイスを受け、内面的な成長が促されました。このコメントがきっかけとなり、以前の遠慮がちな性格が次第に変化していきます。

高校入学後の修徳高校では、特に小学生から磨き上げてきた背負投が強力な武器となり、様々な大会で優秀な成績を収めていきました。1年生の時には全国高校選手権で3位に入賞しましたが、2年生の時にはインターハイで優勝を果たします。この勝利は、準決勝で藤城心を破ったことからも明らかで、さらには全日本ジュニアでも彼女が優勝を遂げました。国際大会でも成果を残し、世界ジュニア選手権では3位に輝きます。

大学での成長

2021年には東海大学に入学し、大学生活を通して多くの試合に参加しました。1年生時にはヨーロッパオープン・ワルシャワに出場しましたが、反則負けで敗退。しかし、2年生になると体重別の初戦でオリンピックチャンピオンと対戦し、結果は敗れましたが、そこから学ぶことも多かったと言います。その後の全日本強化選手選考会では優勝を果たし、世界ジュニア代表に選ばれました。

団体戦でも素晴らしい実績を持ち、特に2022年の世界ジュニア団体戦ではチーム優勝に貢献しました。3年生のときには大会で3位に入賞し、4年生の際には再び優勝を収めるなど、着実に成長していきます。その後、シニア体重別でも優勝し、2025年からは長年の夢であったコマツに所属することが決定しました。

戦績

川田選手はさまざまな大会で優れた成績を残しています。52kg級での戦績には、2019年の全国高校選手権で3位、インターハイと全日本ジュニアでの優勝、2022年には全日本強化選手選考会で優勝するなど、多くのタイトルを獲得しています。また、57kg級でも数々の大会に出場しており、2024年には学生体重別で2位、体重別団体では優勝しました。2025年にはシニア体重別での優勝も果たしています。

まとめ

川田歩実選手は、数々の戦績と優れた技術をもって日本の柔道界での存在感を示している選手です。特に背負投を武器にした戦術は多くの試合で勝利を呼び込んでおり、今後の活躍がとても楽しみな選手です。

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