川田民俗資料館

川田民俗資料館

川田民俗資料館は、徳島県徳島市に位置する博物館で、地域の文化と歴史を学ぶ貴重な場所です。この博物館では、主に大正から昭和にかけて名東郡川内村において使用されていた農具や民具が展示されています。民具の展示だけでなく、地域の歴史や自然環境にも焦点を当てた多様な展示コーナーが設けられています。

様々な展示コーナー

川田民俗資料館にはいくつかの特色あるコーナーがあります。それぞれのコーナーでは、歴史と伝統が息づく展示がされており、訪れる人々に川内村の生活文化を伝えています。

民具の展示コーナー

民具の展示コーナーでは、川田家が古くから使用してきた生活用品を中心に、約40点の民具を取扱っています。ここでは、昔の人々がどのように生活し、どのような道具を使っていたのかを知ることができます。これらの道具は、地域の伝統的な生活様式を反映しており、訪れる人々にとって興味深い展示となっています。

農具の展示コーナー

農具の展示コーナーでは、農作業に欠かせない約40点の道具が展示されています。具体的には、とうみ（稲の収穫に使われる道具）、こくばかき（田んぼの耕作に使用する道具）、せんばこき（稲を干すための器具）、田植え定規、はごおけ（水の管理に使う器具）、かりさお（干し草を拾うための道具）などが並べられています。これらの農具は、川内村の農業の歴史と文化を深く理解するための重要な手がかりとなります。

川内の歴史コーナー

川内の歴史コーナーでは、川内村及び徳島や日本全体の比較年譜が展示されています。ここでは、地域の歴史的な出来事や変遷を一目で確認できる資料が揃い、訪問者に対して地域のアイデンティティを再確認する機会を提供します。歴史を知ることから、未来への新たな視点を見出すことができるでしょう。

吉野川コーナー

吉野川コーナーでは、過去の台風被害や河道の変遷に関する情報が写真と共に紹介されています。吉野川は地域にとって重要な存在であり、その影響を受けた様々な出来事が川内村の歴史を形作ってきました。展示を通じて、自然がもたらす恩恵とともにその脅威についても考えさせられる内容となっています。

基礎データ

所在地

川田民俗資料館の住所は、〒771-0142 徳島県徳島市川内町沖島161で、駐車場は10台分完備されています。館の運営は年中無休ですが、訪問の際には事前に電話予約が必要です。

開館時間

開館時間については、事前の連絡があれば基本的にいつでも開館し、通常は9時から18時まで開放されています。訪問者が利用しやすいよう配慮された開館方針が嬉しいところです。

アクセス

交通アクセスは良好で、徳島自動車道の「徳島インターチェンジ」から車で約3分、川内支所からは徒歩で約5分の距離にあります。

川田民俗資料館は、地域の歴史と文化を知るための貴重な資料が集まっている場所です。地域の伝統を学び、歴史に触れることで、新たな発見や感動を得ることができるでしょう。

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