工藤静香 YES IT'S YOU

工藤静香 YES IT'S YOU - ラジオ番組

『工藤静香 YES IT'S YOU』は、ニッポン放送が制作し、1988年10月16日から1992年4月5日まで放送されたラジオ番組です。歌手・工藤静香さんにとって初の単独メインのレギュラー番組としてスタートしました。

概要

番組は当初ニッポン放送のみで放送されていましたが、1989年4月からはNRN系列局でのネット放送を開始。ニッポン放送では1時間の放送枠でしたが、ネット局では30分の短縮版が放送されていました。

1989年10月時点でのリスナー層は、男女比がおよそ6:4で男性がやや多く、ハガキを送るリスナーは10代後半が中心でしたが、20代半ばの常連リスナーも存在していました。ハガキや電話で意見が採用されたリスナーには「声の貯金箱」が、1989年7月頃からは「福を招くステッカー」がノベルティグッズとして贈られました。

1992年4月には、長年日立製作所が提供していた枠を引き継ぎ、『工藤静香 素敵にFeel So Good』と改題しリニューアル。このタイトルで1994年4月3日まで放送されました。

主なコーナー

番組では、リスナー参加型の様々なコーナーが展開されました。

ギャグ道場・子供だましの勝手な解釈: リスナーから募集したお題に対する解答を競うコーナー。
言葉にできない・渡せずじまいのプレゼント: 失恋で渡せなくなったプレゼントと手紙を番組に送ってもらい、番組が代わりに贈呈するコーナー。
工藤静香生活総合研究所: リスナーから寄せられた生活の知恵を工藤さんが実際に試して判定するコーナー。集大成の冊子も制作されました。
リスナー独自な主張: 複数のリスナーが電話で意見を主張し合うコーナー。家族も一緒に参加することも。
YES IT'S YOU 青少年意識調査: リスナーからテーマに関する意見や感想を募り、工藤さんがコメントするリスナー主導のコーナー。
静香に過ぎた物語: リスナーが工藤さんとの共演を目指してラジオドラマの台本と自身の台詞を録音したカセットテープを送るコーナー。ドラマの内容は不問でした。
YES IT'S YOUステークス・静香賞: 出演者やスタッフの名前が付いた出走馬の1着・2着をリスナーが予想するコーナー。競馬ゲーム機でレースを実況中継していました。
男の言い分・女の言い分: 決められたテーマについて、男女のリスナーがそれぞれの意見を激論するコーナー。
昔の恥はかきすて: リスナーが昔の恥ずかしい体験を告白するコーナー。
不思議な体験: リスナーが体験した不思議な出来事を共有するコーナー。
私は知りたい！: 毎週テーマを決め、リスナーと共に追求するコーナー。競馬がテーマの回には横山典弘さんがゲスト出演しました。
静かなニュース: 世の中の変な事件や出来事をニュース形式で紹介し、工藤さんがコメントするコーナー。
今夜は聴きたい: リスナーのエピソードに基づいたリクエストに応え、音楽特集を組むコーナー。
ともかくハガキを読みましょう: 番組後半でリスナーからのお便りを読むコーナー。

ゲスト

番組には、様々なゲストが出演しました。

和田アキ子
ピューマ渡久地
ラッキィ池田
横山典弘
田原俊彦
大江千里

放送局

ニッポン放送（制作局）
毎週日曜日 24:00 - 25:00 （1988年10月16日 - 1990年6月24日）
* 毎週日曜日 24:30 - 25:30 （1990年7月1日 - 1992年4月5日）

『工藤静香 YES IT'S YOU』は、工藤静香さんのパーソナリティが光る、リスナーとの距離が近い親しみやすいラジオ番組でした。

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