巴コーポレーション

株式会社巴コーポレーションの概要

株式会社巴コーポレーション、英: TOMOE CORPORATIONは、東京都中央区を本社に持つ歴史ある建設会社です。1917年に前身の「巴組鐵工所」が創業されて以来、100年以上にわたり、建設業界での地位を確立してきました。1992年には商号が現在の名称に変更され、国際的にも通用する名前となりました。

主な事業内容

巴コーポレーションは、体育館や無柱の大きな空間を持つ建物の設計・施工において先駆的な存在です。特に立体構造物や鉄塔、橋梁、鉄骨に関する幅広い技術を持ち、多様なプロジェクトに対応しています。特許技術である「ダイヤモンドトラス」は、戦前に開発されたもので、無柱空間を実現するための重要な技術として知られています。また、近年では駅構内商業施設の建設において、工期の短縮や安全性向上を実現する「SWORD工法」を導入し、さらに進化を遂げています。

沿革

巴コーポレーションは1917年に設立され、その後数十年にわたって着実に成長を続けてきました。会社は1923年に合資会社に改組し、1934年には株式会社に移行しました。1932年には「ダイヤモンドトラス」の開発が行われ、同技術はその後の建設業界に多大な影響を与えました。

戦後も順調に事業を拡大し、1948年には東京・銀座に事務所を開設し、1954年には本社に昇格しました。さらに、1956年に大阪や名古屋での営業所を設立し、全国規模の活動を展開します。1962年から1970年代初頭にかけては、工場の建設が行われ、製造能力の強化を図りました。1972年には東京証券取引所第一部への上場も果たし、さらなる成長を遂げることとなります。

2000年代に入ると、環境への配慮を重視し、ISO9001やISO14001の認証を取得。これにより、品質管理や環境管理においても高い基準を維持しています。また、東京スカイツリーの建設にも関与するなど、様々なビッグプロジェクトに携わっています。

事業所の所在地

本社は東京都中央区月島にあり、全国にいくつかの支店や工場があります。その中には、北海道札幌市の札幌支店や宮城県仙台市の東北支店、栃木県宇都宮市の宇都宮支店などが含まれています。また、名古屋や大阪、九州などにも営業所を展開しており、全国的なネットワークを構築しています。

結論

株式会社巴コーポレーションは、その長い歴史と技術革新を背景に、未来に向けても高い品質の建設業を目指しています。無柱空間を可能にしたダイヤモンドトラスを始めとする独自技術を駆使し、様々な社会インフラを支える重要な企業としての役割を果たし続けています。

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