市川健太 (バレーボール)

市川 健太（いちかわ けんた）は、1999年4月6日に長崎県長崎市で生を受けた日本の男子バレーボールプレイヤーです。主に後衛の守備を担うリベロとしてコートに立っています。

バレーボールとの出会いは、小学2年生の時でした。この頃から競技に親しみ始め、基礎技術を培いました。

中学校を卒業後、2015年には長崎県立大村工業高等学校に進学。高校バレーボールの舞台でその才能を大きく伸ばしました。特に目覚ましい活躍を見せたのが2017年です。この年、U-19日本代表に選ばれると、7月にタイで開催されたアジアユース男子選手権ではチームの優勝に大きく貢献しました。さらに、8月にはバーレーンで開催された世界ユース男子選手権にも出場。世界の強豪が集まる中で、日本代表は粘り強い戦いを展開し、銅メダルを獲得する快挙を達成しました。市川は、この世界大会での卓越した守備力が高く評価され、見事にベストリベロ賞を受賞しました。国際舞台での個人タイトル獲得は、彼の将来を嘱望させる出来事でした。

高校卒業後の2018年には、バレーボールの伝統校である日本体育大学へ進学し、大学バレーボールリーグでプレーを続けました。同年にはU-21日本代表にも名を連ね、アジアジュニア男子選手権に出場するなど、引き続き世代別日本代表としてのキャリアを積みました。大学4年次、2021/22シーズンには、国内最高峰のリーグであるV.LEAGUE DIVISION1 MEN（V1男子）に参戦するウルフドッグス名古屋の内定選手として早期にプロ入りが決定しました。

大学を卒業した2022年、晴れてウルフドッグス名古屋へ正式入団し、プロバレーボール選手としての道を歩み始めました。入団初年度となった2022/23シーズン、2022年11月27日に開催されたV1男子のJTサンダーズ広島戦に途中出場し、記念すべきVリーグデビューを果たしました。守備の要としてチームの勝利に貢献すべく、今後のさらなる成長と活躍が期待される選手です。

主な国際大会出場歴（世代別日本代表）

2018年 アジアジュニア男子選手権（U-21日本代表）
2017年 世界ユース男子選手権（U-19日本代表）
2017年 アジアユース男子選手権（U-19日本代表）

所属チームの変遷

長崎県立大村工業高等学校（2015年 - 2018年）
日本体育大学（2018年 - 2022年）
ウルフドッグス名古屋（2022年 - 現在）

主な個人受賞歴

* 2017年 世界ユース男子選手権 ベストリベロ賞

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