ウルフドッグス名古屋

ウルフドッグス名古屋

ウルフドッグス名古屋（Wolfdogs Nagoya）は、愛知県稲沢市を本拠地とするプロバレーボールチームです。2024-25シーズンよりSV.LEAGUE MENに所属し、名称は2019年8月に「豊田合成トレフェルサ」から変更されました。

概要

チームの運営はTG SPORTS株式会社が行い、豊田合成株式会社の完全子会社です。代表には豊田合成の役員と過去にシニアジェネラルマネージャーを務めた横井俊広が就任しています。1976年に設立された当初は名古屋ゴム社内のチームとして9人制バレーボールから始まり、1981年には6人制に転換しました。

チーム名の「ウルフドッグス」は、狼と犬を融合したハイブリッド犬種に由来しており、強さと知性を象徴しています。チームのマスコットキャラクターは『ウルドくん』で、狼犬をモチーフにしています。チームカラーは力強さを表現する黒と、勢いを加速する赤に設定されています。

ウルフドッグス名古屋は、愛知県尾張地域での活動が中心で、ホームゲームの会場は稲沢市にある豊田合成記念体育館「エントリオ」です。練習場も同じくエントリオで、地域のバレーボール振興にも力を入れています。ジュニアチームとしてU-14とU-11の中学生や小学生を対象とした活動を行い、高校生向けの「豊田合成トレフェルサ杯」も毎年開催しています。

歴史

1961年に設立されたウルフドッグス名古屋は、社内バレーボール愛好者が集まって誕生しました。当初は体育館がなく、仮設コートで練習を行っていました。1981年の6人制転換後、強化クラブとして本格的に活動を開始し、1993年には実業団リーグに昇格。その後も長い間、チームの強化と発展を目指し、多くの試合を経て1997年にVリーグへの昇格を果たしました。

初となるVリーグ参戦の1998-99シーズンでは9位に終わるも、その後も成績を上げ続け、2005年には監督に松田明彦が就任し、チームの戦力向上を図ります。2006-07シーズンにはV・プレミアリーグで初の4強入りを実現し、2010年代にはジュニアチームの設立や全国大会での優勝を果たすなど、確実に地位を築いていきました。

特に2016年にはV・プレミアリーグでの初優勝を達成し、2022-23シーズンには2度目の優勝を果たしました。このような成功は、激しい競争の中で選手たちのスキル向上とチームの団結力を高めてきた結果でもあります。

主な成績

ウルフドッグス名古屋の成績は以下の通りです。

• - Vプレミア＆V.LEAGUE DIVISION1: 優勝2回 (2015/16, 2022-23)、準優勝2回 (2016/17, 2021-22)
• - 天皇杯全日本選手権: 優勝2回 (2015年度, 2021年度)、準優勝1回 (2017年度)
• - 黒鷲旗全日本選抜: 優勝1回 (2023年)
• - 国体: 優勝2回 (2012年, 2013年)、準優勝1回 (2014年)

現在のチーム

2024-25シーズンのスタッフや選手については、チーム公式ウェブサイトで最新の情報が更新されています。ウルフドッグス名古屋は、さらなる成長と日本のバレーボール界での躍進を目指し続けています。

もう一度検索