市川橋 (千曲川)

市川橋

市川橋は、長野県飯山市大字照岡と下高井郡野沢温泉村大字七ケ巻の間、千曲川に架かる国道403号の橋梁です。全長278メートルで、ランガー橋と桁橋を組み合わせた構造が特徴です。

概要

橋の名称は、現在の野沢温泉村にかつて存在した旧市川村にちなんで名付けられました。市川橋は、地域住民の生活を支える重要な役割を担っていますが、車両総重量4トンという重量制限が設けられています。

構造形式は、以下の通りです。

鋼3径間連続鈑桁橋
鋼単径間単純下路トラスドランガー橋
鋼単径間単純合成鈑桁橋

各部の寸法は以下の通りです。

橋長: 278 m
支間割: (3×40.0 m) + 129.4 m + 26 m
幅員: 7.7 m
総鋼重: 676 t
床版: 鉄筋コンクリート
施工: 松尾橋梁

歴史

市川橋が架けられる以前は、近隣に七ケ巻と藤沢を結ぶ渡船場、そして虫生と桑名川を結ぶ渡船場がありました。後者の渡船については、1723年（享保8年）の記録に曽根村からの出資があったことが記されています。明治初期には、渡し守が1人で大小2艘の船を管理していました。

1977年（昭和52年）に市川橋が竣工しました。これは、スキー場開設などによる村の振興を目指した七ケ巻地区と野沢温泉村による架設推進の成果です。

外部リンク

長野県北信建設事務所
* 空から眺める千曲川・犀川 千曲川下流 - 国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所

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