市毛良枝

市毛良枝のプロフィール

市毛良枝（いちげ よしえ）は1950年9月6日に静岡県田方郡修善寺町（現在の伊豆市）で生まれた日本の俳優であり、タレント、登山家でもあります。アミューズに所属し、NPO法人日本トレッキング協会の理事を務めています。また、彼女は特に視聴者に愛されるキャラクターを演じてきた実績があります。

初期の経歴と舞台活動

市毛は医師の父のもとに育ち、立教女学院で学んでいました。高校では松任谷由実の姉とクラスメートだったこともあり、彼女にとっては特別な思い出となっています。卒業後、文学座や劇団俳優小劇場の養成所にて女優としての活動を開始しました。1971年に『冬の華』でテレビドラマデビューを果たし、その後1980年代には数多くのドラマに出演しました。

特に1977年からの『小さくとも命の花は』に始まる「嫁姑シリーズ」での役どころが印象的で、これにより「理想の花嫁ナンバー1」や「お嫁さんにしたい女優ナンバー1」という称号を得ました。また、1980年には『GORO』でフルヌードを披露し、その美しさが注目を浴びました。

プライベートと登山との関わり

1988年には弁護士である小川敏夫と結婚しましたが、後に離婚。この離婚に関連して、報道が名誉毀損の訴訟に発展することもありました。40歳を目前に、登山に興味を持ち始めた市毛は、父親の死去をきっかけにその道へ進むことになります。特に北アルプスの燕岳や常念岳での初めての登山体験が大変楽しかったとのことです。

3年間の経験を経て、1993年にはキリマンジャロの登頂を果たしました。こうした登山体験は彼女の環境問題への関心にも繋がり、環境庁の環境カウンセラーにも登録されています。登山の楽しさを広めるために、ブログや著作も手がけ、2012年には『市毛良枝の里に発見伝』を発表しました。

中年以降の活躍

俳優活動を続けながらも、中年期には母親役を中心にさまざまなドラマで活躍。2012年にはアミューズへ移籍し、より一層多彩な表現を展開しています。60歳を過ぎたあたりからは社交ダンスにも興味を持ち、心身の健康を追求しています。

市毛の豊かな経験と多様な才能は、俳優としてだけでなく、環境活動や登山の啓蒙にも生かされています。彼女の存在は、視聴者やファンにとって大きな励みとなり、今後もますますの活躍が期待されています。

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