布施勉

布施勉（ふせ つとむ）

1941年2月25日 - 2024年7月8日。日本の国際法学者であり、法学博士（中央大学）。2008年から2014年まで横浜市立大学の学長を務めました。歌手・俳優の布施明は実弟です。

人物

東京都出身。都立国立高校を経て中央大学法学部を卒業後、同大学院博士課程を修了しました。国際海洋法の分野における日本の草分け的存在として知られています。国際海洋法学会では理事・企画評議会議長を歴任し、海洋法の発展に国際的な貢献を果たしました。

テレビ神奈川（tvk）の番組審議会委員を務めた経験がありますが、テレビやラジオの報道番組、情報番組のキャスター、コメンテーター、タレント活動などは一切行っていません。

略歴

1965年3月：中央大学法学部卒業
1973年3月：中央大学大学院法学研究科博士課程満期退学
明星大学経済学部講師、亜細亜大学国際関係学部講師、高岡法科大学法学部助教授を歴任
1993年4月：横浜市立大学文理学部教授。その後、学部改組により国際文化学部教授、国際総合科学部教授
2005年4月：横浜市立大学副学長
2006年3月：横浜市立大学退職
2006年4月：横浜市立大学名誉教授
2006年4月：横浜市立大学顧問（2006年5月まで）
2006年5月：横浜市代表監査委員
2008年4月：横浜市立大学学長
2014年3月：横浜市立大学学長退任

主な著書

『深海海底資源と国際法』 鷲見一夫他共著、明星大学出版部、1979年
『現代国際関係の法的諸問題・経塚作太郎先生還暦記念』 瀬川善信共編著、牛歩会、1986年
『国際海洋法序説』 酒井書店、1988年
『世界のしくみ全系列地図・一国の論理と世界のシステム』 監修、二期出版、1993年
『海洋、それは人類の未来（海洋問題世界委員会報告書）』 川上壮一郎共監訳、中央学院大学社会システム研究所、成文堂、2001年


布施勉は、国際法、特に海洋法分野において、日本の学術界に大きな足跡を残しただけでなく、教育者、大学運営者としてもその手腕を発揮しました。その幅広い知識と経験は、多くの学生や研究者にとって大きな刺激となり、国際的な視野を持つ人材育成に貢献しました。また、その学術的な業績は、国内外の海洋法研究の発展に大きく寄与しています。

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