布施辰徳

布施辰徳：ものまね界のレジェンド、その魅力に迫る

1959年生まれ、静岡県伊東市出身の布施辰徳さんは、日本のものまねタレント、ラジオパーソナリティとして広く知られています。本名は岡部常哉。東京都立北豊島工業高等学校卒業後、芸能界入りを果たします。

彼のキャリアは1983年、静岡朝日テレビ（旧・静岡けんみんテレビ）の『夢のカラオケグランプリ』優勝から始まりました。その後、1992年にはフジテレビの『日本ものまね大賞』と『オールスターものまね王座決定戦』で立て続けに優勝という快挙を達成。この功績により、当時一世を風靡していたものまね四天王の一員に迎え入れられます。

しかし、ビジーフォーの脱退による事実上の解散によって、四天王としての活動期間は短かったものの、その存在感は圧倒的でした。そして2014年、22年ぶり3度目の優勝を『日本一のものまね王者が今夜決定! ものまね王座決定戦 年に一度のガチンコバトルスペシャル』で飾るという偉業を達成。ものまね界における彼の地位を不動のものとしました。

多才な布施さんは、2002年にはプロゴルファー資格を取得するなど、芸能活動以外でも才能を発揮しています。181cmの長身と28cmの大きな足が特徴で、蟹座A型。趣味は多岐に渡り、ギター、釣り、スポーツカイト、料理、ゴルフ、絵画と、幅広い興味関心がうかがえます。また、自動車普通免許証やジェットスキー1級免許、日本ゴルフツアー機構といった多彩な資格も保有しています。

彼の芸名は、十八番である布施明さんと原辰徳さん両名から取られたもの。布施さんのものまねは、楽器演奏も自ら行う徹底した実力主義スタイルが特徴です。笑いを重視するコロッケさんや清水アキラさんとは一線を画す、高い完成度と真剣さが魅力となっています。代表的なネタはもちろん芸名の由来となった布施明さんと原辰徳さんですが、その他にも数多くのレパートリーを持ち、その卓越した才能で観客を魅了し続けています。

テレビ出演は、フジテレビの『ものまね王座決定戦』（'92、'14年優勝、'20年準優勝）、『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』、『夢のカラオケグランプリ』、『情報交差点DO』（テレビ静岡）、『夕食ばんざい』（フジテレビ）など多数。ラジオでは、毎日放送ラジオの『MBSヤングタウン金曜日』（1993年4月 - 12月）、ニッポン放送の『玉置宏の笑顔でこんにちは!』のモノマネコーナーにレギュラー出演するなど活躍の場を広げています。

CM出演も多数あり、パチンコ店、カラオケ機器、不動産会社など幅広い企業の広告に出演。更には映画『ミナミの帝王』にも出演するなど、活動範囲は多岐に渡ります。

布施辰徳オフィシャルブログ『MANEMONE』では、最新の活動情報などを発信しています。彼の今後の活躍にも目が離せません。

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