希心会

希心会（きしんかい）について

希心会は、法華宗に基づく新しい宗教団体であり、その本部は神奈川県厚木市に存在しています。この宗教法人は1953年（昭和28年）に創設され、最初の会長は飯島将吉氏が務めました。その後、飯島清江氏、飯島祥匡氏、飯島一憲氏と、代々飯島家の手によって運営が続けられています。

概要

• - 名称: 宗教法人 希心会
• - 所在地: 〒243-0022 神奈川県厚木市酒井字中堰969-1
• - 創立年: 1953年（昭和28年）
• - 会長歴:

1. 飯島将吉（初代）
2. 飯島清江（第2代）
3. 飯島祥匡（第3代）
4. 飯島一憲（第4代）

• - 支部数: 23

教義

希心会は、霊友会およびその思想を引き継ぎ、法華経に基づく先祖供養を重視しています。教団の運営は非常に質素で、幹部は無報酬で教団の経費を最低限に抑える努力をしています。この点において、会員からの寄付やお賽銭を受け取ることはありません。

沿革

初代会長の飯島将吉は、1893年（明治26年）に長野県に生まれました。14歳のころに父を失い、15歳で上京し、後に洋服屋を開業しました。その後、1936年に霊友会の第3支部に入会し、布教活動を始めます。将吉は入信直後から著しい布教活動を展開し、多くの新規会員を獲得しました。
彼と妻である清江は、戦後に厚木市に移住し、さらに布教活動を続けました。

1953年には神からの啓示を受け、思親会を脱会し、希心会を設立。マン荼羅を本尊に定め、先祖供養を掲げて活動を開始しました。1954年に厚木市に会堂を建設し、会の活動を本格化させました。

役員の世代交代がある中で、1976年には将吉が逝去し、妻の清江が第2代会長に就任するも、1977年に清江も亡くなるという不幸が続きます。その後、息子の飯島祥匡が第3代会長に就任し、教団を引き継ぎました。

まとめ

希心会は法華経を基に、先祖供養に重点を置き、シンプルな教団運営を貫きながら活動しています。長い歴史と変遷を経て、現在も多くの信者によって支えられています。霊友会から独立した経緯や、飯島家の強い結束がその背景に垣間見えます。

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