帝京大学陸上競技部

帝京大学陸上競技部

帝京大学陸上競技部は、関東学生[[陸上競技連盟]]に所属する、帝京大学の陸上競技チームです。箱根駅伝出場を目指す駅伝競走部と、一般学生が所属する陸上競技部で構成されています。ここでは、その歴史、特徴、主な関係者について解説します。

チーム概要

1979年（昭和54年）に帝京大学八王子キャンパスの有志によって創部されました。当初より、箱根駅伝を目指す選手に加え、一般入試で入学した長距離・短距離選手も所属していました。

1994年（平成6年）には、箱根駅伝出場を目指して長距離部門を強化。喜多秀喜氏（元神戸製鋼所陸上競技部監督、元流通経済大学監督）を監督として迎えました。1997年（平成9年）の箱根駅伝予選会で4位に入賞し、本選出場を果たしましたが、結果は最下位（15位）。翌年も同順位に終わりました。しかし、1999年（平成11年）に陸上競技部から分離し、箱根駅伝出場を目標とする駅伝競走部を創部すると、2000年（平成12年）には総合4位（往路3位、復路7位）で初のシード権を獲得しました。その後2002年（平成14年）までシード権を維持しましたが、以後はシード権を逃す時期が続きました。

2005年（平成17年）には、喜多監督が成績不振を理由に辞任し、中野孝行氏が監督に就任。中野監督の地道な指導により、2008年（平成20年）には総合8位（往路12位、復路5位）に入賞し、再びシード権を獲得しました。

2021年（令和3年）10月には、フランスベッドとユニフォームのロゴスポンサー契約を締結しました。

学内では、箱根駅伝を目指す強化選手による駅伝競走部と、その他一般入試の学生による陸上競技部で学友会への登録を分けています。大会や記録会によっては、帝京大学駅伝競走部と帝京大学陸上競技部で所属が別に表記されることがありますが、学連への登録上は帝京大学陸上競技部で統一されています。

箱根駅伝

箱根駅伝には、第99回大会（2023年）現在、24回出場しています。最高順位は、第76回大会（2000年）、第89回大会（2013年）、第96回大会（2020年）の総合4位です（往路のみでは、第98回大会の2位が最高）。過去には予選会敗退が続く低迷期もありましたが、第84回大会（2008年）で3年ぶりに本選出場を果たし、シード権を獲得しました。過去には、ボルダーや昆明（中華人民共和国）などで高地トレーニングを行ったこともあります。ユニフォームの色は、テレビやインターネットなどのメディアで「ファイアーレッド」と呼ばれています。

主な関係者

監督 - 中野孝行（医療技術学部スポーツ医療学科・スポーツ医科学センター准教授）
コーチ - 杉本昇三（八王子キャンパス事務部入試グループ職員）、野尻康太郎
アスレティックトレーナー - 廣重陽介（スポーツ医科学センター講師）
管理栄養士 - 葛西真弓（スポーツ医科学センター助教）
サイエンスチーム - 大西朋（スポーツ医科学センター講師）
顧問 - 山田剛（医真菌研究センター准教授）

主な出身者

安生充宏（富士通）
中崎幸伸（トヨタ自動車九州）
飛松誠（安川電機）
喜多健一（九電工）
戸村将幸（九電工）
井上泰加彦（JFEスチール）
黒木文太（安川電機）
酒井将規（九電工）
中尾勇生（トヨタ紡織）
西村知修 2011年第87回箱根駅伝4区区間新記録(当時)（ヤクルト）
星岳（コニカミノルタ）
遠藤大地

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