帯広大谷短期大学

帯広大谷短期大学について

帯広大谷短期大学（おびひろおおたにたんきだいがく）は、北海道河東郡音更町に位置する私立の短期大学です。1923年に設立されたこの大学は、1960年に短期大学が開学し、以来地域の教育機関として成長を続けています。略称は「OOJC」で、親鸞聖人の教えに基づいた人間教育が特色です。

大学の概要

この大学は、北海道の十勝支庁内では唯一の短期大学であり、現在は2学科と1学科の2専攻を有しています。設立当初は女子短期大学でしたが、徐々に男女共学へと移行してきました。教育・研究の基盤には、「人間学」と呼ばれる親鸞聖人の教えが根付いており、それに基づいた多様なカリキュラムが用意されています。

学科と専攻

帯広大谷短期大学の教育体制は、地域教養学科、生活科学科、そして社会福祉科の子ども福祉専攻と介護福祉専攻から成っています。特に社会福祉科は、道内で唯一の社会福祉系の学科として地域に貢献していることが魅力です。また、「こめつ部」と称されるボランティアサークルもあり、学生は社会貢献活動に積極的に参加しています。

沿革

1923年に設立が認可された帯広大谷短期大学は、当初は帯広大谷女学校として運営されていました。その後、数回の組織変更やキャンパス移転を経て成長し、1960年には正式に短期大学として開学しました。その後の年月で、国語科から日本語日本文学科への改称や、社会福祉専攻の設置、看護学科開設に向けた準備など多くの変遷がありました。

学生生活

学生生活も充実しており、「YOSAKOIサークル蘭」などのクラブ活動が盛んです。文化系や体育系のクラブも多彩にあり、それぞれが活発に活動しています。また、毎年行われる学園祭「蘭華祭」は地域住民を巻き込み、人気のライヴイベントが行われるなど、学生の交流を促す場としても重要な役割を果たしています。

就職と進路

卒業生は、各学科の専門性を生かして、地域の図書館、官公庁、福祉施設、企業など多様な分野で活躍しています。特に社会福祉科の卒業生は、各種福祉関連機関に多く就職し、地域の支えとなっています。加えて、進学の選択肢も多く、系列学校の大谷大学などへの編入学実績もあります。

終わりに

帯広大谷短期大学は、充実した教育と温かな学生生活を提供する環境を整えており、地域社会において多くの人材を育成してきました。これからも学生たちは、共同体としての意識を持ちながら、学び続け、成長していくことでしょう。

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