常総学院中学校・高等学校

常総学院中学校・高等学校の概要

常総学院中学校・高等学校は、茨城県土浦市にある私立の中高一貫教育機関で、通称は「常総」または「常総学院」と呼ばれています。当校は中学校から高等学校へ進学する生徒を対象とした教育を行っており、高等学校にも外部からの入学者を受け入れています。また、所在地は土浦市ですが、隣接するつくば市との境界に位置しており、特に野球部の寮がつくば市に設置されています。

教育の特徴

当校では、中高一貫教育を通じて知識と人格の成長を重視しています。生徒は自主性を持ち、自ら考え行動する力を養うことが求められます。また、学校の校訓には「自主・誠実・創造」が掲げられており、これを基に教育活動が進められています。校歌は西沢爽が作詞し、芥川也寸志が作曲を手掛けています。

沿革の歩み

常総学院は1905年に創設され、当初は神奈川県小田原にあった落ち着いた環境の中で教育が開始されました。創立者は渡辺嘉重で、当時の生徒数は50人を超え、教師は2名という小規模なものでした。学校は1913年に土浦市へ移転し、その後も教育の質を高め、多くの卒業生を輩出してきました。

1943年には戦争の影響で中学校は一時閉鎖されましたが、1981年に高等学校復活委員会が発足し、1983年に正式に高等学校が設置されました。以降、学校は多くの成功を収め、特に野球部や吹奏楽部が全国大会での優秀な成績を誇っており、様々な大会において優勝や準優勝を果たしてきました。

アクセス

アクセスは比較的便利で、水海道駅や土浦駅から関鉄バスを利用し、「常総学院入口」で下車後、徒歩5分で到着します。

部活動

当校の部活動は非常に活発で、特に野球部と吹奏楽部が有名です。野球部は選抜[[高等学校野球大会]]（春の甲子園）に10回、全国[[高等学校野球選手権大会]]（夏の甲子園）には16回出場しており、春夏を通じて2回の優勝と2回の準優勝が記録されています。吹奏楽部も同様に、全日本吹奏楽コンクールに毎年出場し、金賞や銀賞、銅賞を数多く受賞しています。

著名な出身者

常総学院は多くの著名な卒業生を輩出しています。野球界からは、サッカー選手の阿部吉朗や原田大輝、バドミントン選手の坂本修一らが所属していました。さらに、競泳や芸能界でも活躍する出身者がいます。

まとめ

常総学院中学校・高等学校は卓越した教育環境と独自の教育方針を持ち、多様な部活動を通じて生徒たちの成長を促しています。昔ながらの伝統を守りつつ、時代に即した教育を展開し続けるこの学校は、今後も多くの人々に影響を与える存在であり続けるでしょう。

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