常葉大学短期大学部

常葉大学短期大学部について

常葉大学短期大学部（とこはだいがくたんきだいがくぶ）は、静岡県静岡市にある私立の短期大学です。1946年に創設され、1966年に正式に大学として設置されました。この大学は、学校法人常葉大学により運営されており、静岡市内の駿河区と葵区にキャンパスがあります。大学の略称は「常葉短大」で、地元では愛称の「トコタン」で親しまれています。

概観と学習環境

常葉大学短期大学部は、元々5学科があったものの、現在では3学科と2専攻を提供しています。また、過去には菊川市に美術・デザイン科のキャンパスが存在しました。教育理念としては、万葉集の歌に由来した「橘は実さへ花さへその葉さへ枝に霜ふれどいや常葉の樹」が掲げられています。この理念は、学生に対する教育方針を示すものであり、良き自己実現のための努力を促しています。

教育および研究

教育および研究の分野において、常葉大学短期大学部は附属幼稚園を有しており、音楽科の学生に対しては「モスクワ国立音楽院&常葉学園短期大学教授によるセミナー」が例年行われるなど、質の高い教育環境が整っています。教養教育科目では、英語圏の文化だけでなく、中国、フランス、ドイツ、イタリア、ブラジルの文化と言語に関する授業も行われています。

学科および資格取得

現在、学科は日本語日本文学科、保育科、音楽科の3つがあります。過去には美術・デザイン科や英語英文科もありました。学生は保育士や司書教諭、教職課程など、様々な資格を取得することが可能です。特に保育科では、教育職員免許状を取得するための必須科目も履修することができます。

学生生活と活動

クラブ活動も活発で、体育系や文化系など多岐にわたるクラブが存在します。毎年11月には「橘香祭（きっかさい）」という学園祭が行われ、地域の人々との交流も盛んです。近年は、四年制大学との合同で「心薙祭（こなぎさい）」が開催されています。

卒業後の進路

常葉大学短期大学部の卒業生は、常葉学園大学への編入や専攻科への進学する傾向があり、各種専門職として地域社会で活躍しています。附属の幼稚園にも多くの卒業生が進むほか、教育関連の職業に務める学生も多数います。

まとめ

静岡の地で教育に力を入れる常葉大学短期大学部は、地域貢献や国際的な視点を持つ人材育成に尽力しています。教育理念を基にしたカリキュラムや豊かな学生生活の中で、学生たちは自己実現のためのスキルや知識を身につけています。

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