幕別町議会

幕別町議会について

幕別町議会は、北海道中川郡幕別町に位置する地方議会で、二元代表制のもとで町長と共に町の行政を支えています。議会の公式な場は幕別町役場の3階に設置されており、議事の様子はインターネットを通じて生中継されているため、町民がそれをリアルタイムで観ることができます。事務局も同じ階にあり、議会の運営をサポートしています。

幕別町議会の歴史

幕別町の歴史は1906年（明治39年）にさかのぼります。この年、北海道の二級町村制が適用され、幕別村が設立されました。さらに、1919年（大正8年）には一級町村制が導入されましたが、戦後の1946年（昭和21年）には幕別村が町に昇格し、幕別町が新たに設置されました。この変化に伴い、1947年（昭和22年）には日本国憲法が施行され、その結果、幕別町会の代わりに幕別町議会が設立されたのです。

2006年（平成18年）には、広尾郡忠類村が幕別町に編入されることとなりました。これにより、忠類村議会は解散され、当時の議員は幕別町議会のメンバーとなりました。この時、議員の任期は2007年（平成19年）4月まで継続され、その後、初の幕別町議会議員一般選挙が実施されました。

その際、幕別町の旧町域を対象とした選挙区「幕別選挙区」と、忠類村の旧村域を対象とした「忠類選挙区」が設定され、それぞれの議員が選ばれましたが、以降の選挙では町全体を一つの選挙区とすることが定められました。このように、職務の変化に伴い地域の歴史を記録する必要性が高まり、幕別町議会がその事業を進めることとしました。2007年には「忠類村議会のあゆみ」という書籍が発行されるなど、その成果が現れました。

また、議場の移転も大きな出来事でした。幕別町役場の老朽化に伴い、2016年（平成28年）に新しい庁舎が建設され、その中に議場も移転しました。

議会の構成

幕別町議会は、定数19名の議員から構成されています。議員の任期は4年で、次の任期は2023年5月1日から2027年4月30日までです。選挙制度は町全体を対象とした大選挙区制で、単記非移譲式投票が採用されています。

議会内にはいくつかの委員会が設けられており、主要なものには議会運営委員会、常任委員会、総務文教委員会、民生委員会、産業建設委員会、広報広聴委員会などがあります。定例会は年に4回行われ、議会の効率的な運営と町民への情報提供が目指されています。

幹部と運営

現在の議長は寺林俊幸氏、副議長は中橋友子氏、そして各委員会の委員長に関しても、異なる政党や会派の人物が選ばれています。これにより、多様な意見を反映した議会運営が行われています。例えば、議会運営委員長には小田新紀氏（拓政会）、総務文教委員長には荒貴賀氏（日本共産党幕別町議員団）、民生委員長には岡本眞利子氏（政清会）などがいることが特徴です。

このように、幕別町議会は町の未来を築くために重要な役割を果たしており、その運営においても多様な意見が尊重され、地域の発展を目指しています。

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