ポルノグラフィティのライブビデオ『幕張ロマンスポルノ'11 〜DAYS OF WONDER〜』:クリスマスの奇跡と音楽の融合
2012年7月4日、
ポルノグラフィティのライブDVDと
Blu-ray Disc『幕張ロマンスポルノ'11 〜DAYS OF WONDER〜』が同時リリースされました。この作品には、2011年12月24日、25日、31日の3日間、千葉県・
幕張メッセ国際展示場9-11ホールで開催された同名ライブの模様が収録されています。6万人を動員したこのライブは、2007年以来4年ぶりとなるクリスマス公演(12月25日)の模様を中心に構成されています。
このライブビデオの特徴として、初めてDVDと
Blu-ray Discの同時リリースが実現したことが挙げられます。さらに、DVDと
Blu-ray Discの両バージョンにおいて、ライブ写真を満載した52ページの「スペシャルLIVEフォトブック」が初回仕様として付属しました。これは、前作にはDVD版のみ初回仕様が存在したことから、ファンにとって大きな喜びとなったと言えるでしょう。
ライブのサブタイトルである「〜DAYS OF WONDER〜」は、ボーカルの昭仁が考案しました。昭仁は、このタイトルに込めた想いを「年末のイベントごとと重なっている3日間なので、みんなの心はすでに過敏になってるはずだから、そこに輪をかけてワンダーを放り込んでやろうって感じ」と語っています。この言葉からも、クリスマスという特別な日に、観客の心に忘れられない感動を与えようという強い意志が伝わってきます。
そして、本作は
ポルノグラフィティにとって、
幕張メッセでの初となるワンマンライブの記録でもあります。これまで数々のライブを成功させてきた彼らにとっても、この
幕張メッセでの公演は特別な意味を持っていたと言えるでしょう。
収録内容:珠玉の24曲が織りなす、圧巻のステージ
このライブビデオには、全24曲が収録されています。
Blu-ray Disc版はDisc1枚に収録されており、見やすく構成されています。収録されている楽曲は、初期の名曲から最新のシングルまで幅広く網羅しており、
ポルノグラフィティの歴史と進化を凝縮した内容となっています。
特に注目すべきは、7年ぶりの演奏となった「Search the best way」や、8年ぶりの演奏となった「ワールド☆サタデーグラフティ」など、長らくライブで披露されていなかった楽曲の収録です。「
ハネウマライダー 〜幕張Ver.〜」では、ボサノヴァ風のアコースティックアレンジが施されており、原曲とは異なる魅力が感じられます。このアレンジは、
新藤晴一(
ギター)の「原曲を気にせずめちゃめちゃに変えてほしい」というオーダーから生まれたもので、レコーディングスタジオで演奏されたバージョンは後に35thシングル「
2012Spark」にも収録されました。
また、ライブ初披露の新曲「
2012Spark」も収録されています。この曲は、ライブ当時テレビ番組で一部が公開されたのみで、全公演終了後の
2012年1月2日にフル音源が解禁され、2月8日に35thシングルとしてリリースされました。このビデオでは、初めてフルバージョンで楽しむことができます。
さらに、定番曲「ジレンマ」のアンコール演奏も収録されています。ただし、ライブ本編で披露されたメンバーによる寸劇は、このビデオには収録されていません。
この『幕張ロマンスポルノ'11 〜DAYS OF WONDER〜』は、単なるライブ映像作品を超え、
ポルノグラフィティの
音楽性、パフォーマンス、そしてファンとの絆を深く感じることができる、まさに「奇跡の一夜」を記録した作品と言えるでしょう。クリスマスの温かい雰囲気と、熱狂的なライブの興奮が、映像を通じて鮮やかに蘇ります。
サポートメンバーとスタッフ
このライブを成功に導いたのは、
ポルノグラフィティ二人だけではありません。数々のサポートメンバーやスタッフの貢献があってこそ実現したものです。
サポートメンバー:
野崎真助(ドラムス)
野崎森男(ベース)
宗本康兵(キーボード)
NAOTO(ヴァイオリン)
nang-chang(マニピュレート/Other Instruments)
G-Rockets(アクロバットダンス)
キャラクター:
* ミス・ムーンライト(ムライ)(ライヴ・ナビゲーター)
彼らの卓越した演奏技術とパフォーマンスが、ライブをさらに盛り上げ、記憶に残るものにしたことは間違いありません。
このライブビデオは、
ポルノグラフィティのファンはもちろん、彼らの
音楽を初めて聴く人にとっても、その魅力を存分に堪能できる作品です。クリスマスの温かい雰囲気と、熱狂的なライブの興奮が、映像を通じて鮮やかに蘇ります。ぜひ、この奇跡の一夜を体験してみてください。