幡地隆寛

幡地 隆寛（はたぢ たかひろ）

基本情報

• - 生年月日: 1993年6月30日
• - 出身地: 広島県三原市
• - 所属: ディライトワークス

経歴

幡地隆寛は、10歳のときに父に連れられて練習場を訪れたことがきっかけでゴルフを始めました。三原市立宮浦中学校の在籍中には、2008年に『JAPAN JUNIOR GOLF ALL-STAR』や『中国ジュニアゴルフ選手権新人戦』で優勝し、『広島県アマチュアゴルフ選手権』では2位に輝くなど、早くからその才能を発揮しました。

高校は岡山県の私立作陽高等学校（現在の作陽学園高等学校）に進学し、ゴルフ部に入部。2010年の『インターナショナルジュニアゴルフツアー日本大会』と『JJGAオールジャパンジュニア』で3位入賞を果たし、2011年の『チャレンジジュニアゴルフオープン』では優勝、さらに『日本ジュニア』で3位に入るという輝かしい成績を残しました。大学は東北福祉大学に進学し、3年目の2014年には『日本アマ』でベスト16、4年目の2015年には『関東学生選手権』を制し、プロへの道を切り拓きました。

プロ転向と初勝利

2015年12月、彼はプロ宣言を行いました。2018年まではツアーシードを獲得することができなかったものの、同年に下部ツアーで賞金ランキング14位となり、レギュラーツアーへの挑戦権を得ます。2019年の初戦『東建ホームメイトカップ』では初めての予選通過を達成し、その後『長嶋茂雄招待セガサミーカップ』で3位タイの成績を収めました。

2020年11月には、『医療従事者応援・ISPS HANDAゴールデン・ミックス・トーナメント』でプレーオフを制し、魅惑のバーディを決めて優勝の栄誉を手にしました。2021年には『日本ゴルフツアー選手権』で5位、経済的な成功も収め、『三井住友VISA太平洋マスターズ』では初の最終日最終組を経験し、4位に入賞。賞金ランキングでは39位に位置し、ついに初シードを獲得しました。

結婚と最近の活躍

同年、彼は結婚を発表。これには、レギュラー入り以前から彼を支えてくれた年上の一般女性との交際が実を結んだことが含まれています。2023年には『関西オープン』で最高の2位を記録し、『ダンロップフェニックス』でも好成績を残すなど、賞金ランクを自己ベストの18位まで引き上げました。

しかし、同年8月の『Sansan・KBCオーガスタ』では第2ラウンドのスタートに遅刻し失格の憂き目に遭うこともありました。それでも、9月の『バンテリン東海クラシック』では新記録となる350.8ヤードでの初優勝を達成し、彼にとっての重要なマイルストーンとなりました。2024年には、オーストラリアツアーでの勝利が日本人選手にとっても非常に意味深いものであることが証明されました。

主な記録

• - ツアー優勝: 2回
• - オーストラリアツアー優勝: 1回

幡地隆寛は、若手選手の中でもその成績と実力が注目される選手です。今後のさらなる成長と活躍が期待されます。

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