平井文夫

平井文夫 (ひらい ふみお)

平井文夫は1959年8月9日に生まれ、長崎県長崎市で育ちました。彼の家族には医師がいて、父親は田中角栄や昭和天皇の健康に関する報道において貴重なアドバイスを行っていました。平井は山口県の防府市で育ち、山口県立防府高等学校を卒業後、1982年に立命館大学経済学部を卒業しました。在学中は探検部に参加し、世界15カ国を単身で旅した経歴を持っています。

大学卒業後、彼はフジテレビジョンに入社し、当初は『スーパータイム』のディレクターを皮切りに、社会部で厚生省や宮内庁を担当しました。1989年には昭和天皇の崩御の際に宮内庁前からの中継を行い、社会部記者を経た後に外信部に異動。彼は北京で発生した六四天安門事件の取材を積極的に行い、これを機にフジテレビの外信部のワシントン特派員や、報道局専任局長を歴任しました。2016年2月からは、上席解説委員として活動しています。

平井は2019年8月31日に37年勤務したフジテレビを定年退職しましたが、翌日より新たな労働契約を結び、2024年8月31日には再び退社する予定です。また、2020年4月には母校である立命館大学の客員教授に就任しました。

問題発言と批判

平井は公の場での発言が度々物議を醸しています。2020年10月5日には、菅内閣による日本学術会議の候補者任命拒否問題に関連して、「6年在籍すれば日本学士院に行き終身で多額の年金がもらえる」と述べました。この発言は、各メディアや野党から事実誤認として批判され、番組側は翌日補足と訂正を行いましたが、平井自らからの謝罪や訂正はありませんでした。

さらに、2020年11月5日には、アメリカ大統領選挙に関する誤った情報を報道し、後にこれを認めた上で記事を訂正しました。このような問題発言は、彼の報道活動に影を落とすこととなり、批判の的となりました。

略歴

• - 1982年: フジテレビジョン入社
• - 1990年: ワシントン特派員（米大統領選、湾岸戦争取材）
• - 1994年: 政治部担当
• - 1998年: 「ニュースJAPAN」、「スーパーニュース」プロデューサー
• - 2005年: 報道センター編集長
• - 2008年: 取材センター長、政治部長
• - 2010年: 報道局専任局長
• - 2011年: 解説副委員長
• - 2016年: 上席解説委員

主な出演番組

平井は多くの情報番組に出演しており、特にニュース番組の制作において重要な役割を果たしてきました。彼の分析や見解は視聴者にとって価値ある視点を提供する一方で、発言には注意が必要なこともあります。

外部リンク

• - 平井文夫のTwitter
• - FNN.jp - 平井文夫の特集

平井文夫はその報道活動を通じて、国内外の政治情勢に寄与してきたジャーナリストとして知られていますが、同時に発言の正確性についても常に問われる存在です。彼のこれからの活動に注目が集まります。

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