平井香菜子

平井 香菜子

平井香菜子（ひらい かなこ）は1984年4月15日生まれの元バレーボール選手です。三重県津市の出身で、彼女のバレーキャリアは中学1年生の時、両親の影響で始まりました。筑波大学に進学し、バレーボールの技術を高める中で彼女は素晴らしい成績を収めました。

来歴

筑波大学在学中の2005年、平井はイズミルユニバーシアード大会に参加し、国際舞台への第一歩を踏み出しました。彼女のプロキャリアは2007年に始まり、久光製薬スプリングスに入団します。加入直後の2007年8月にはバンコクユニバーシアード大会で5位入賞に貢献し、チームの一員として実力を発揮しました。さらに、2012年には全日本代表に登録され、ロンドン五輪の世界最終予選で初めてフルメンバーとしてプレーしましたが、オリンピックチームには選ばれませんでした。

その後の2012/13Vプレミアリーグでは、チームを6年ぶりの優勝に導き、自身もその活躍でベスト6に選出されました。さらに、2013年の第62回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会では黒鷲賞を受賞し、全日本メンバーとしての地位を確立しました。主将としての役割も担った2013年のヨーロッパ遠征は、彼女にとって重要な経験となりました。

2014年10月1日には現役引退を発表し、選手としての活動に一区切りをつけました。

プレースタイルと評価

平井香菜子はその多才なプレースタイルで知られています。全日本代表監督の眞鍋政義は「前も後ろもできる選手」と評し、特に彼女のアタック決定率がチーム内で最も高いことを評価しました。2012年の全日本招集時には驚きがあったものの、彼女は「地味な役回りながらも、対戦相手にとっては厄介な選手」としてチームに貢献しました。

パーソナルな一面

平井のニックネーム「アン」は、故郷の三重県に由来しています。鈴鹿サーキットからF1、そこからジャン・アレジを経て「アン」という名前に繋がっています。

球歴

彼女の球歴は以下の通り：

• - 全日本代表：2012-2013年
• - ユニバーシアード日本代表：2005、2007年
• - 所属チーム：

- 朝陽中学校
- 三重県立津商業高等学校（2000-2003年）
- 筑波大学（2003-2007年）
- 久光製薬スプリングス（2007-2014年）

受賞歴と個人成績

平井香菜子は、数々の栄誉に輝いています：

• - 2013年：プレミアリーグベスト6
• - 2013年：第62回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会　黒鷲賞、ベスト6
• - 2014年：AVCアジアクラブ選手権 ベストミドルブロッカー

Vプレミアリーグにおける彼女の成績は多くのファンに知られており、長年にわたり日本のバレーボール界でその名を刻む存在となりました。

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