平内龍太

平内 龍太 (へいない りゅうた)

平内龍太は1998年8月1日生まれ、兵庫県明石市出身のプロ野球選手で、現在は読売ジャイアンツに所属する投手です。右投右打で、ストレートは最速157km/hを記録しています。彼は大学時代から多くの試練を乗り越え、プロの世界での成功を目指しています。

経歴

プロ入り前

平内は明石市立錦が丘小学校で野球を始め、次いで明石市立魚住東中学校の軟式野球部に所属。高校は兵庫県の強豪校である神戸国際大学附属高等学校に進学しましたが、甲子園出場は果たせませんでした。在学中から将来のプロ入りを志望し、プロ志望届を提出。しかし、2016年のプロ野球ドラフトでは指名を逃し、その悔しさを忘れないためにドラフトの開催日をグラブに刺繍して刻んでいます。

高校卒業後、東都大学野球リーグの亜細亜大学に進学。1年生の秋から登板を果たしましたが、大腿骨の疲労骨折や脇腹の肉離れ、右肘の手術といったケガに見舞われました。それでも、通算成績は28試合登板で6勝5敗、防御率1.86という素晴らしい数字を示しています。

読売ジャイアンツ入団

2020年10月26日のプロ野球ドラフトで、巨人から1位指名を受け、11月23日に契約金1億円プラス出来高、年俸1600万円で仮契約を結びました。この際、背番号は11が与えられました。入団時は、担当スカウトである脇谷亮太から非常に高い評価を受けていました。

巨人時代

プロ入りした2021年は、開幕一軍とはなりませんでしたが、4月13日に一軍初登録。この年には中継ぎとして阪神タイガース戦に登板し、初の公式戦で3回を投げて1失点とまずまずのスタートを切りました。5月16日の阪神戦でプロ初黒星を喫したものの、シーズン終盤には成長が見られました。契約更改時には年俸1450万円に減少。

2022年には再び一軍に登録され、4月21日の広島戦でプロ初勝利を挙げました。この年は53試合に登板し、4勝4敗、13ホールドという成績を残し、中継ぎ陣の中心メンバーとしての活躍が光りましたが、シーズン終盤には右肘の手術を受け、年俸2900万円に戻りました。

2023年のシーズンは、開幕を二軍で迎え、イースタンリーグでの登板数は限られましたが、5月30日の千葉ロッテ戦でプロ初先発登板を果たします。しかし、その後のパフォーマンスが安定せず、再登録抹消されることもありました。最終的には11試合での成績は0勝1敗、1ホールド、防御率3.95でした。オフには年俸2300万円での契約更新が行われ、新たな背番号66が発表されました。

選手としての特長

平内龍太は、150km/hを超えるストレートに加え、縦横のスライダー、ツーシーム、スプリットフィンガーファストボールを駆使して多彩な投球を展開します。これにより、相手打者を翻弄する力を持っています。

今後の彼の成長と活躍が期待されます。

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