平安女学院中学校・高等学校

平安女学院中学校・高等学校の概要

平安女学院中学校・高等学校は、京都市上京区にある私立の女子中高で、多様な教育を提供することを目指しています。学校の歴史は1875年に遡り、米国聖公会の宣教師ミス・エレン・G・エディによって設立された「エディの学校」が発祥です。この学校は、英和学舎という立教大学の前身とも関わりがあります。

1894年には「平安女学院」という校名に変更され、1895年には現在の京都へと移転しました。この歴史ある学校は、変貌を遂げながらも、常に女子教育に情熱を注いできました。

沿革

• - 1874年11月: ミス・エレン・G・エディが来日。
• - 1875年: エディの学校としての教育を開始。
• - 1879年: 大阪の川口居留地から新たな場所へと移転。
• - 1894年: 校名を「平安女学院」に改称。
• - 1895年: 現在の京都に移転。
• - 1902年: 校歌が制定される。
• - 1915年: 高等女学校に昇格し、聖三一幼稚園を開園。
• - 1920年: 日本で初めてセーラー服を導入。
• - 1947年: 新しい制度に基づく中学校を設立。
• - 2008年: 新たに立命館コースやアグネス総合進学コースを設置し、教育の幅を広げる。

学科とコース

現在、平安女学院中学校・高等学校は以下のコースを提供しています。

高等学校

• - アグネス国際進学コース
• - 幼児教育進学コース
• - エクスパート特進コース
• - 立命館進学コース

中学校

各学年では、クラブ活動にも力を入れており、文化系から運動系まで多様な選択肢が用意されています。文化系では、吹奏楽部、コーラス部や美術部などの活動があり、運動系にはバスケットボール部やテニス部などがあります。

著名な卒業生

平安女学院の出身者には、著名な女優やアナウンサー、料理研究家など多彩な人材が名を連ねています。たとえば、元宝塚歌劇団の大輝ゆうや、フリーアナウンサーの大八木文香などがその代表です。

制服

平安女学院では、冬服にブレザータイプのセーラー服、中学ではセーラーパンツ、高校ではブレザーが採用されています。また、夏服にはワンピースやセーラー襟のブラウスがあり、1920年に日本初の洋装制服としてセーラー服が採用されました。

交通アクセス

学校へのアクセスは、丸太町駅（京都市営地下鉄）や神宮丸太町駅（京阪電車）から便利です。

平安女学院は、これまでの歴史を大切にしながらも、未来の女性に必要な教育を提供し続けています。伝統と進化を共存させたこの学校は、今後も多くの生徒にとって魅力的な学びの場であり続けるでしょう。

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