平安神宮神苑

平安神宮神苑

平安神宮神苑は、京都市左京区にある広大な池泉回遊式の近代日本庭園です。平安神宮の大極殿背後の周囲三方に、南神苑、西神苑、中神苑、東神苑が配されています。その面積は約33,000平方メートルにも及び、庭園は小川治兵衛によって作庭されました。1975年（昭和50年）には、その美しい景観が評価され、国の名勝に指定されています。

歴史

庭園は、明治28年（1895年）に平安遷都千百年祭が開催された際、平安神宮の社殿一帯の風致を保存するために築造されました。当初は、本殿東西に蒼龍池（東池）と百虎池（西池）の二つの池が設けられ、これらが最も古いものとされています。

苑内

神苑は、以下の4つのエリアに分かれています。

南神苑
明治28年（1895年）に作庭されました。
「平安の苑」という八重紅枝垂桜の名所があり、仙台市長から寄贈された苗木が植えられています。
西神苑
四阿があります。
白虎池の畔には、6月になると200種2000株の花菖蒲が咲き誇ります。茶席「澄心亭」も設けられています。
中神苑
東神苑
蒼龍池があります。この池も明治28年（1895年）に作庭されました。
臥龍橋には、天正年間に豊臣秀吉が造営した三条大橋と五条大橋の橋脚の石材が利用されています。
蒼龍楼もあります。
京都御所から移築された泰平閣（橋殿）があります。
栖鳳池を中心とした栖鳳池庭園が広がります。
同じく京都御所から移築された尚美館（貴賓館）があります。

行事・祭事

時代祭も行われる場所です。

利用情報

開門時間：6:00 - 18:00（季節により変動）
年中無休（10月22日午後閉門）
所在地：〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町

交通アクセス

地下鉄東西線 東山駅下車 徒歩10分
京阪鴨東線 神宮丸太町駅下車 徒歩15分
京都市営バス5・32・46・急行100系統「岡崎公園美術館・平安神宮前」下車

平安神宮神苑は、歴史と自然が調和した美しい庭園であり、訪れる人々に癒しと安らぎを与えてくれるでしょう。

外部リンク

* 平安神宮ホームページ

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