平山城址公園

平山城址公園について

平山城址公園は、東京都八王子市と日野市にまたがる都立公園です。多摩丘陵の北部に位置し、豊かな自然に恵まれています。公園の周辺には、東京薬科大学や京王電鉄の研修施設などがあります。

歴史

この公園は、1950年に東京都立多摩丘陵自然公園の一部として指定されました。その後、近郊緑地保全区域に指定され、1980年に現在の平山城址公園として開園しました。この地は、かつて武蔵七党の一族である平山氏の居城があった場所で、平山という地名の由来にもなっています。公園内には、平山季重を祀る季重神社があります。

特徴

公園内には、500本ものソメイヨシノやヤマザクラが植えられており、春には美しい桜が咲き誇ります。また、クヌギやコナラなどの広葉樹が生い茂る雑木林があり、里山の風景が残っています。キンランやヤマユリなどの植物も見ることができ、夏にはオニヤンマやカブトムシなどの昆虫も姿を現します。園内には、「皇太子殿下ご結婚記念樹」も植えられています。

施設

季重神社: 平山季重を祀る神社です。
猿渡の池: 園内の湧き水を集めた池で、カエル、鯉、沢蟹、小エビなどが生息しています。
六国台展望台: 六国の道と呼ばれる山道を登った先にあり、周辺の景色を一望できる展望台です。石版製の眺望案内パネルが設置されています。

主な散策コース

公園内には、様々な散策コースが整備されています。

西園
野猿の尾根道
さくらの道
くぬぎの道
六国の道
ヤマツツジの小径
むじな窪沢
東園
展望広場の展望台
そよ風のデッキ
ひだまりのデッキ
ひとときのデッキ
終わりと始まりの広場

花

公園内では、季節ごとに様々な花が楽しめます。

サクラ、ハナミズキ、ヤマブキ、ミズキ、ヤマツツジ、ジュウニヒトエ、アカシデ、イヌシデ、コスミレ、コバノガマズミ、ヒメウズ、マルバウツギ、イヌザクラ、エノキ、オカタツナミソウ、シロヤマブキ、ツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ネジキ、ヤブデマリ、ヤマユリ、クサギ、オカトラノオ、オオバギボウシ、アキノタムラソウ、ネジバナ、ヒヨドリバナ、リョウブ、センニンソウ、チダケサシ、ツリガネニンジン、ヤマボウシ、ヤマホトトギス、オトコエシ、エビヅル、キンミズヒキ、コボタンヅル、フジカンゾウ、ムラサキニガナ、サザンカ、キバナアキギリ、コウヤボウキ、アキノキリンソウ、シロヨメナ、ミゾソバ、ヤクシソウ、オトコエシ、ツリガネニンジン、ツルニンジン、トネアザミ、アキノノゲシ、ウド、オケラ、キッコウハグマ、ノササゲ、アカネ、イヌコウジュ、ノダケ、ヒヨドリジョウゴなど

アクセス

電車: 京王電鉄京王線平山城址公園駅から徒歩約20分。
バス: 平山城址公園駅から以下のバスが利用できます。
京王バス 平01系統 東京薬科大学行き「平山城址公園入口」下車
京王バス 平02系統 京王堀之内駅行き「平山城址公園入口」下車
* 日野市ミニバス 平山循環（H路線）「平山城址公園入口」または「平山台健康・市民支援センター」下車


平山城址公園は、歴史と自然が調和した魅力的な公園です。散策やハイキング、自然観察など、様々な楽しみ方ができます。ぜひ一度訪れてみてください。

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