平岡樹芸センター

平岡樹芸センターは、札幌市清田区に位置する、通称「みどりーむ」と呼ばれる植物公園です。この公園は、土地と樹木の寄贈を受けて札幌市が整備し、1984年に開園しました。総面積2.9ヘクタールに及ぶ広大な園内には、約3,000本ものイチイ（地方名：おんこ）をはじめ、700～800本のカエデ（8種）、ツツジ、サクラ、マツなど、多種多様な植物が植えられています。

春にはツツジが5月頃に美しい花を咲かせ、イチイは6月頃に新芽を出し始めます。秋になると、園内はカエデを中心に鮮やかな紅葉に彩られます。特に、約150メートルにわたって続くノムラモミジの並木道は、その美しさで訪れる人々を魅了します。また、園内には日本庭園も設けられており、趣のある庭池や四阿（あずまや）が配置され、散策の合間に落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。

この美しい景観が評価され、平岡樹芸センターは2007年11月に、札幌市清田区が10周年を記念して選定した「清田ふるさと遺産」の一つにも選ばれました。

開園期間は4月29日から11月3日までで、開園時間は8時45分から17時15分までです。毎週月曜日が定休日（月曜日が祝日の場合は翌日休園）となっています。入園料は無料ですので、気軽に訪れることができます。交通アクセスは、バスの場合、北海道中央バス（大曲営業所、白石営業所）またはJR北海道バス（空知線）を利用し、「平岡4条2丁目」で下車してください。車でのアクセスも可能で、30台分の無料駐車場が完備されています。

周辺には平岡公園もあり、合わせて散策を楽しむのもおすすめです。

平岡樹芸センターは、豊かな自然と四季折々の美しい景観が楽しめる、地域住民にとって憩いの場となっています。都会の喧騒を離れて、自然の中でリフレッシュしたい時におすすめのスポットです。

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