平松まゆき

平松まゆき

平松まゆき（ひらまつまゆき）は、大分県別府市に生まれ、1976年8月17日に誕生しました。彼女は元歌手であり、現在は弁護士として活動しています。立教大学文学部を卒業し、同大学院で日本文学を学んだ後、名古屋大学の法科大学院も修了しました。血液型はO型です。

幼少期と芸能活動の始まり

平松は5歳から15歳頃までバレエを習っていました。中学1年生の1989年には、東鳩オールレーズンプリンセスコンテストで選出され、その後CMや文化放送の『アイドルストーリー 風見しんごのYaYaCLUB』に出演するなど、芸能活動を始めました。しかし、しばらくの間、活動を休止しました。

その後、中学3年生の時に上京し、高校に進学しながらもレッスンを続けました。1993年9月には、TBSラジオ主催の第1回シンデレラドリームオーディションに合格し、10月から深夜番組『シンデレラドリーム ミッドナイト☆パーティー』でデビューを果たします。初めはレギュラーメンバーではありませんでしたが、翌月には歌うシンデレラに選ばれ、その名が広まりました。

音楽キャリアの高まり

1994年には、火曜日の深夜番組で初めてメインパーソナリティーを担当し、同年7月21日にはシングル『たかが恋よされど恋ね』で正式に歌手デビューを果たしました。この曲は、TBSの『世界ふしぎ発見！』のエンディングテーマとしても使用されました。その後も数々のシングルやアルバムを発表し、特に1994年に発売したアルバム『Sweet Soul Transistor』は話題となりました。

1995年には企画ユニット「ICE BOX BABY」に参加し、藤田エミや小柳ゆきの姉である美裕リュウ、大本友子らと共に音楽活動を展開しました。シングル『冷たくしないで』や『HUTOCCHO MAMA』はヒットを記録し、名を馳せました。96年にはサッカーJリーグ柏レイソルの公式応援歌『Dive,and Go!』を発表し、活動の幅を広げていきます。

法律の道へ

しかし、音楽活動において成功を収める一方で、平松は教育への関心が高まり、法学の道へ進む決意を固めます。彼女は、「楽しいと思うことを選んで生きてきた」自分が社会に役立っているか疑問に感じ、冤罪事件を知ることをきっかけに司法試験に挑戦することにしました。模擬試験では苦しい時期もあったものの、懸命に学び、2015年には司法試験に合格します。

その後、弁護士としての活動を開始し、特にハンセン病元患者の国家賠償訴訟の弁護団の一員として活動しました。彼女は、法律事務所を開業し、法律と音楽の両立を目指して日々奮闘しています。

現在と音楽活動

2020年時点でも音楽活動を続け、自身が呼ばれたライブでパフォーマンスを行っています。平松は、自身を「シンガーソング・ロイヤー」と称し、法律家としての職務とアーティストとしての表現を両立させています。彼女の経歴は、音楽と法律という異なる2つの分野での成功の証と言えるでしょう。今後の活躍が期待される多才な人物です。

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