平松大志

平松 大志について

平松大志（ひらまつ だいし）は、1983年7月3日生まれの元プロサッカー選手で、栃木県出身です。彼のポジションはディフェンダー、特にセンターバック（CB）として知られていました。彼は高校時代からサッカーを続け、特にディフェンスでの強さとリーダーシップを発揮しました。

来歴

平松は帝京高校に進学し、サッカー部に加入しました。彼は当時の仲間と共に、高校総体でベスト8に進出するなど活躍しましたが、全国高等学校サッカー選手権大会では初戦で敗北を喫しました。2002年には中央大学に進学し、サッカー部の主将を務めた平松は、同大学でのプレーを通じてさらなる成長を遂げました。

2006年に水戸ホーリーホックに入団すると、早速5月14日の東京ヴェルディとの試合でプロデビューを果たしました。DF陣に故障者があった中で、彼は粘り強い守備で勝利に貢献し、「アイアンボディー」という称号を得るほどの活躍を見せました。

水戸ホーリーホック時代

2007年4月には、湘南ベルマーレとの試合で右腕を脱臼し約48日間の離脱を余儀なくされましたが、復帰後はフル出場を果たしました。このシーズン、平松はJリーグ選手協会の支部長を務め、チームにおいて重要な役割を果たしました。

平松は2008年から水戸の守備のリーダーとして活躍し、チームのキャプテンとなりました。彼は5月18日の愛媛FC戦でJリーグ初得点を決め、その得点が試合の決勝点となり、チームの勝利に導きました。この活躍はFC東京から高く評価され、移籍のオファーを受けます。

FC東京での挑戦

2009年からFC東京に移籍した平松は、CBとして多くの試合でスタメンに選ばれるようになりました。開幕戦での大敗や致命的なパスミスがあったものの、DF今野泰幸の日本代表招集によるチャンスを活かしてカップ戦でフル出場。決勝トーナメント進出に貢献しました。シーズン終盤には、サイド攻撃を防ぐためにサイドポジションで起用され、ナビスコカップの決勝戦では無失点勝利に貢献し、プロ入り後の初タイトルを手にしました。

2010年にはアキレス腱を断裂し、長期の離脱を余儀なくされましたが、リハビリ期間中にはチームメートの米本拓司を支えました。2011年から2012年もリハビリを続け、2013年には約3年半ぶりに公式戦に復帰。ただし、これが最後の出場となり、シーズンが終了すると同時に現役引退を決意しました。

引退後の活動

現役引退後は、2014年から株式会社ドームに勤務し、2015年にはいわきFCの運営権を取得。田村雄三と共に同クラブの強化・スカウト部門で活動を始めました。また、地元リーグで審判としても活動しています。

所属クラブ

• - 喜連川SC （1996年 - 1998年）
• - さくら市立喜連川中学校 （1999年 - 2001年）
• - 帝京高校 （2002年 - 2005年）
• - 中央大学学友会サッカー部 （2006年 - 2008年）
• - 水戸ホーリーホック （2009年 - 2013年）
• - FC東京 （2009年 - 2013年）

平松大志は、そのキャリアを通じて多くの試練を乗り越え、サッカー選手としても、引退後の活動においても輝かしい道を歩んでいます。

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