平松広和

平松広和のプロフィール

平松 広和（ひらまつ ひろかず、1960年2月29日生まれ）は、日本のプロ声優で、愛知県江南市出身です。彼は現在、ガジェットリンクに所属し、幅広いジャンルの声優業を行っています。

来歴

平松は愛知県江南市で生まれ、若い頃から上京を考慮していました。しかし、声の訛りが気になるため、アニメ雑誌『月刊アニメージュ』で見つけた勝田久の声優講座を受講し始めました。高校を卒業後、放送技術者を養成する東放学園専門学校に入学しますが、学校の組織変更により東京アナウンス学院になりました。そこでの学びを経て彼は無名塾を受けましたが、不合格となります。

その後、友人の勧めで訪れた東京俳優生活協同組合（俳協）の卒業公演に感銘を受け、俳協の養成所に入所することを決めました。1982年3月に養成所を卒業した平松は、本部には所属できませんでしたが、新しくできた劇団俳協の研究生として活動し、全国を回るこどもミュージカルに参加しました。

声優業にも挑戦する一方、初めてのアニメ声優デビュー作は1982年の『愛の戦士レインボーマン』での高校生Aの役でした。1984年には『重戦機エルガイム』でのダバ・マイロード役も果たし、ついに彼の代表作となります。その後、俳協の活動を通じて多くのアニメ作品や劇団において重要な役割を果たしました。

平松は俳協を離れた後も独立して活動を続けており、仕事の効率化のために2009年にガジェットリンクを設立しました。この会社では主に舞台や声優学院の講師として活動しています。

人物

平松広和の声種はテノールで、代表的な声優として知られています。彼の弟は「アスリード」というアニメ制作会社の代表、平松巨規です。また、趣味として映画鑑賞や野球、スキーがあり、特技はスキューバダイビングです。運転免許として普通自動車免許と普通自動二輪免許を保有しています。

1984年に放送された『重戦機エルガイム』のプロモーションでクイズ番組『クイズタイムショック』に出演し、トップ賞を獲得したこともあります。ゲーム業界でも活動し、『スーパーロボット大戦シリーズ』ではダバの声を再録で担当しました。作品によっては、自身の若さが評価されたり、逆に年齢を感じさせる声質に対してのコメントを受けたりすることもありました。アニメ『らき☆すた』では、主人公の父役を演じるなど、多岐にわたる役をこなしています。

代表作

平松広和が出演した代表的なアニメには、1984年の『重戦機エルガイム』のダバ・マイロード役や、2007年の『らき☆すた』の泉そうじろう役が含まれます。また、彼は『涼宮ハルヒの憂鬱』や『未来日記』など、近年の人気作品にも複数参加しています。

結論

平松広和は、声優としてのキャリアを長年にわたって築き上げてきた実力者であり、アニメだけでなく舞台やゲーム、バラエティなど幅広いフィールドで活躍しています。彼の経験と才能は、声優業界の中で多くの人々に影響を与え続けています。

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