平野叶苑

平野 叶苑

（ひらの かえん）

2002年7月28日、この世に生を受けた平野叶苑は、ラグビーユニオンの分野で活動するアスリートです。現在、国内最高峰のラグビーリーグであるジャパンラグビーリーグワンに名を連ねる、中国電力レッドレグリオンズの一員として活躍しています。

経歴

彼のラグビー選手としての道のりは、名古屋市立西陵高等学校への入学によって始まりました。2018年のことです。西陵高校ラグビー部で才能を磨いた平野選手は、高校3年次には全国高等学校ラグビーフットボール大会、通称「花園」の舞台に立ちました。この時の彼のポジションは、フォワード第3列の一角を担うナンバーエイトでした。全国レベルの舞台で強豪校が凌ぎを削る花園での経験は、彼の選手キャリアにおける重要な一歩となったことは間違いありません。

高校卒業後、2021年には京都産業大学へと進学。関西大学ラグビー界の強豪として知られる同大学のラグビー部に入部し、さらなる技術向上に励みました。大学での4年間を通じて、彼のポジションは大きく変化しました。高校時代のナンバーエイトから、最前列中央でスクラムの要となるフッカーへと転向したのです。このポジション変更は、彼のプレースタイルやラグビーへの理解を深める上で、新たな挑戦となりました。

京都産業大学での活躍は目覚ましく、特に大学3年次と4年次には、全国大学ラグビーフットボール選手権大会への出場を果たしました。大学選手権は、大学ラグビーの年間王者を決定する権威ある大会であり、この舞台でフッカーとして連続してプレーできたことは、彼の高いスキルとチームにおける信頼性の証と言えるでしょう。

大学での豊富な経験と実績を積み重ねた後、平野選手はプロフェッショナルとしての道を歩むことを決意しました。2025年4月1日付けで、ジャパンラグビーリーグワンに所属する中国電力レッドレグリオンズへの加入が実現しました。これにより、彼はトップレベルの環境で、これまでのキャリアで培ったフッカーとしての能力をさらに発展させていくことになります。新しいチーム、新しいリーグでの挑戦は、彼にとって選手としてさらなる飛躍を遂げるための新たな章の幕開けとなるでしょう。

高校での花園、大学での大学選手権と、各カテゴリーで全国レベルの大会を経験してきた平野叶苑選手。ポジション変更というキャリアの転機も乗り越え、いよいよジャパンラグビーリーグワンの舞台でその真価が問われます。今後の彼の活躍から目が離せません。

関連項目

中国電力レッドレグリオンズ
京都産業大学ラグビー部

もう一度検索