幸せであれ

シングル『幸せであれ』について

『幸せであれ』（しあわせであれ）は、浜田雅功のソロ名義による2枚目のシングルです。この曲は、『人気者でいこう!』というテレビ朝日の番組で、生まれた特別な作品です。この企画では、浜田雅功、内藤剛志、袴田吉彦の3人が共同で視聴者から集めた楽曲を披露することになり、彼らは「連帯責任CDデビュー」を目指しました。

企画の背景

この企画は、お互いに励まし合いながら成功を目指すというものです。具体的には、彼らはオリコンで初登場50位以内に入ることを目指し、目標を達成できれば豪華なラスベガス旅行がプレゼントされるという内容でした。しかし、もし目標が達成できなければ、全員が坊主にするという厳しい罰ゲームが待っていることもあったため、彼らのプレッシャーは大きかったのです。

当初は、「3人がそれぞれ50位以内に入る」というルールが設定されていました。これを受けて、袴田の楽曲『本トの気持ち』は18位を記録し、内藤の『夢の続き』は26位に入るなど、最初の2人は見事にクリアしました。しかし、浜田の番が回ってきたとき、ルールが変更され「3人の順位を合計して50位以内」に変更されてしまいました。つまり、浜田は6位以内に入る必要があったわけです。

『幸せであれ』のリリース

浜田は新堂敦士から提供された楽曲『幸せであれ』をリリースしました。結果、オリコンにおいて4位にランクインし、見事に目標を達成しました。この結果により、彼らの連帯責任企画は成功と言えます。前述の旅行のプレゼントは直接の旅行ではなく、後に『ラスベガス・ファーストクラスの旅』というタイトルのアルバムがリリースされる形となりました。このアルバムには、3枚のシングルが収録されています。

その後、実際に旅行をする企画が立ち上がりましたが、行き先は本物のラスベガスではなく、日本国内や韓国のカジノを巡る『行った気ツアー』という形で実施されることになりました。これは意外な展開で、視聴者やファンには少し驚かれる結果となったことでしょう。

特徴と楽曲の意図

このシングルには特異な特徴もあります。CDの裏ジャケットを袴田、浜田、内藤の順に並べると、「連帯責任CDデビュー」の文字とともに、一続きの写真が完成する仕掛けになっています。また、楽曲のスタイルに関しても、袴田が希望した『岬めぐり』のような雰囲気の仕上がりが反映されています。こうした細かな工夫からも、企画全体のチームワークとクリエイティブな側面が窺えます。

曲目リスト

1. 幸せであれ
2. 幸せであれ（カラオケバージョン）

このように、『幸せであれ』は単に音楽作品としてだけでなく、浜田雅功や仲間たちの苦労と成功が詰まった一枚のアルバムとして、今も多くのファンに愛されています。

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