「幸せの鐘」は、alanが
2008年5月20日にavex traxからインターネット配信限定でリリースした楽曲です。中国では「愛就是手」というタイトルで配信されました。CDなどの有形媒体での販売は行われず、デジタル配信のみという形式が取られました。
この楽曲は、
2008年5月12日に発生した中国
四川大地震の被災者支援を目的とした義援活動の一環として制作されました。楽曲の配信による収益は全額が日本赤十字社を通じて寄付され、その総額は409万円に達しました。配信は
2009年5月31日をもって終了しています。
その後、「幸せの鐘」は、
2009年7月10日に発売されたalanの中国語ファーストアルバム「心的東方」に中国語バージョンが収録されました。さらに、
2009年9月2日には、10枚目の
シングル「BALLAD 〜名もなき恋のうた〜」に日本語バージョン「2009 ver.」が収録され、より多くの人に届けられることとなりました。
収録曲
日本語版
幸せの鐘 (作詞: 御徒町凧 作曲: 菊池一仁 編曲: tasuku)
中国語版
愛就是手 (作詞: 林明陽)
「幸せの鐘」は、災害支援という目的のもと、alanの歌声を通じて多くの人々に希望と勇気を与えた楽曲です。国境を越えて人々の心に響き、支援の輪を広げたその意義は大きいと言えるでしょう。音楽の持つ力を改めて認識させてくれる一曲です。
この曲は、困難な状況にある人々を想い、支援の手を差し伸べることの大切さを教えてくれます。alanの透明感あふれる歌声と、心に響くメロディーが、聴く人すべての心を温かく包み込みます。
「幸せの鐘」は、単なるチャリティソングという枠を超え、音楽の持つ普遍的な力を証明した楽曲として、これからも人々の心に残り続けるでしょう。
四川大地震の記憶とともに、alanの歌声が平和への願いを込めて響き渡ります。