幽閉サテライト

幽閉サテライトとは

幽閉サテライト（Yuuhei Satellite）は、2010年に嵯峨飛鳥によって設立された日本の同人音楽サークルです。東方Projectのボーカルアレンジを中心に活動し、多くのファンを魅了してきました。兄弟サークルである幽閉カタルシスについても解説します。

歴史

設立と初期の活動

嵯峨飛鳥が「東方Projectをもっと楽しみたい」という思いから2010年夏に設立。メインボーカルにsenyaを迎え、Iceon（編曲）、Autobahn（編曲）、でいたらぼっち（編曲）、かませ虎（作詞）といったメンバーで活動を開始しました。

ブレイク

senyaの歌声、Iceonの編曲、かませ虎の作詞が融合した楽曲は、東方アレンジ界で大きな話題となり、サークルの知名度を飛躍的に向上させました。特に代表曲の一つである『色は匂へど散りぬるを』は、活動10周年を記念して2020年2月に公開されたミュージックビデオが、約3年半で2000万回再生を達成するほどの人気を博しています。

多方面での展開

同人活動を中心にしながらも、「SOUND VOLTEX」「Beatmania」「太鼓の達人」など、様々な音楽ゲームに楽曲を提供。また、『小森さんは断れない!』の主題歌『とあるいつもを』や、『腐男子高校生活』の主題歌『SEKAIはボーイミーツボーイ♂』など、アニメやCMへの楽曲提供も行っています。さらに、東方二次創作アニメ『幻想万華鏡』の劇伴や、YouTube特撮ドラマ『華衛士F8ABA6ジサリス』の主題歌・エンディングも担当するなど、活動の幅を広げています。

ボーカルの変遷

当初はsenyaのみがボーカルを担当していましたが、2017年に兎明、2018年にYuzurisaが加入し、複数ボーカル体制となりました。2019年にはYuzurisaが卒業し、新たにMarciaが加入。2020年からはMarciaがメインボーカルを務め、バンド形式でのライブ活動を積極的に行っていました。2022年にsenyaがサークルを離れ、2023年末には兎明が卒業。2024年1月には、代表の嵯峨飛鳥からサークルの音楽ジャンルの継承に関する発表があり、Marciaをはじめとするメンバーとスタッフが脱退しました。

現在の活動

2024年3月にはsroaとShinmaという2人の新ボーカルが加入し、新たな体制で活動を開始。8月からはVTuberとしての活動も展開しています。

メンバー

嵯峨飛鳥：サークル代表、プロデューサー
Iceon：作曲、編曲、キーボード、サークル副代表
sroa：ボーカル、VTuber
Shinma：ボーカル、VTuber
Autobahn：アレンジ担当
でいたらぼっち：アレンジ担当
犬神：アレンジ担当
ぬらりひょん：アレンジ担当
C.L：アレンジ担当
鯰：中国スタッフ
コメ：中国スタッフ

元メンバー

senya：ボーカル
かませ虎：作詞、作曲
HiZuMi：アレンジ担当
音霊：ギター担当
兎明：ボーカル
神奈森ユウ：アレンジ、ギター担当
Yuzurisa：ボーカル、作詞担当
Marcia：ボーカル、作詞担当、VTuber
奥山ナマリ：アレンジ、作詞担当、元サークル副代表
silatory：アレンジ担当
魔王：ドラム、アレンジ担当、元サークル副代表
京田スズカ：イラスト担当
ikuo：ギター、アレンジ担当
キャッツ：ベース、アレンジ担当
馬刺牡蠣タン：アレンジ担当
Rio：作詞担当
Lui：作詞担当

元スタッフ

なかざと：メインスタッフ
sato：瀟洒なスタッフ長
桃箱：スタッフ
NEL：スタッフ
チェリー室長：デザインスタッフ
榎本：スタッフ
* Stras：スタッフ

ディスコグラフィ

（省略）

幽閉カタルシス

幽閉カタルシスは、2011年から活動している幽閉サテライトの兄弟サークルです。初期はボーカロイドを使用したオリジナル楽曲を中心に活動していましたが、2013年からは艦これなど、東方Project以外のジャンルのアレンジ楽曲やイメージ楽曲も制作しています。2022年3月からは、松田悟志のオリジナル創作サークル「仮面の騎士」との合体サークルとして活動を開始し、お互いの作品コラボを行っています。

騒動

華衛士F8ABA6ジサリスをめぐる騒動

2023年、井上正大が企画した特撮ドラマ『華衛士F8ABA6ジサリス』の主題歌を担当しましたが、イベント出演のドタキャンやその後の対応を巡り、制作チームとの間でトラブルが発生しました。

人事異動、メンバー脱退に関する騒動

2023年12月、Marciaがサークル内の人事異動に関する情報をSNSに投稿。その後、Marciaをはじめとする多くのメンバーやスタッフがサークルを離れることとなり、一時的にYouTubeのメンバーシップとPixivFANBOXの支援が停止されました。サークル側は謝罪文を投稿し、新たな活動に向けて努力することを表明しています。

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