広域利根斎場組合

広域利根斎場組合とメモリアルトネ

広域利根斎場組合は、埼玉県南東部にある加須市、久喜市、幸手市、そして宮代町の4市町が共同で運営する、公営斎場の一部事務組合です。組合が管理運営する斎場「メモリアルトネ」は、地域住民にとって大切な葬送の場となっています。

組合の設立と変遷

広域利根斎場組合は、昭和63年（1988年）4月1日に設立されました。当初は、加須市、久喜市、幸手市、そして現在の加須市の一部となった北川辺町、大利根町、騎西町、さらに宮代町、菖蒲町、栗橋町、鷲宮町の計3市7町によって設立されました。これらの地域は、それまで個別の斎場が不足しており、広域的な斎場が必要とされていたためです。組合設立後、平成3年（1991年）には、近代的な設備を備えた斎場「メモリアルトネ」が完成し、供用が開始されました。

平成22年（2010年）3月には、市町村合併により、構成市町村の再編が行われました。加須市に周辺町村が合併し、久喜市にも周辺町村が合併したことで、現在の4市町による運営体制となりました。この合併によって、組合の運営はより効率化され、地域住民へのサービス提供が向上しました。

メモリアルトネの概要

メモリアルトネは、円形を基調とした近代的なデザインが特徴的な斎場です。広々とした空間と、洗練された設備が、故人を偲び、送るための落ち着いた雰囲気を醸し出しています。火葬設備は、大型火葬炉8基と、小動物用の火葬炉1基を備え、多様なニーズに対応できるようになっています。式場は、150席収容可能の広々とした大式場と、60席収容可能な小式場があり、参列者の人数に合わせて適切な式場を選択できます。

アクセス

メモリアルトネは、埼玉県加須市川口4-3-5に位置しています。東武伊勢崎線鷲宮駅東口からタクシーで約5分と、公共交通機関でのアクセスも比較的容易です。車での来場も可能です。

まとめ

広域利根斎場組合とメモリアルトネは、地域住民にとって重要な社会インフラとして機能しています。近代的な設備と、アクセスしやすい立地を活かし、故人の尊厳を保ちつつ、弔いの場を提供しています。今後も、地域社会のニーズに応えるべく、質の高いサービスの提供に努めていくことが期待されます。

参考文献

広域利根斎場組合ホームページ等

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