広島市中央卸売市場

広島市中央卸売市場

広島市中央卸売市場は、広島市民の食生活を支える重要な拠点として、広島市が運営しています。市内に複数箇所に分かれており、それぞれ特色のある市場として機能しています。

市場構成

広島市中央卸売市場は、以下の3つの市場で構成されています。

中央市場: 広島市西区草津港に位置し、青果物、水産物、花卉といった生鮮食料品を取り扱っています。
食肉市場: 中央市場に隣接しており、食肉専門の市場として、安全で新鮮な食肉を供給しています。
東部市場: 広島市安芸区船越南に位置し、青果物を専門に取り扱っています。

中央市場と食肉市場を合わせた敷地面積は296,277平方メートルと広大で、東京都中央卸売市場大田市場に次いで全国で2番目の規模を誇ります。東部市場もマツダスタジアム2.5個分の広さがあります。

沿革

広島市中央卸売市場の歴史は古く、1914年に市営家畜市場として始まりました。その後、1949年に広島市中央市場が開場し、1960年には食肉中央卸売市場が開場しました。1974年には東部市場が開場し、現在の体制となりました。

1914年（大正3年）1月 - 市営家畜市場が開場
1949年（昭和24年）10月10日 - 広島市中央市場が開場
1960年（昭和35年）6月1日 - 広島市食肉中央卸売市場が開場
1974年（昭和49年）3月18日 - 広島市中央卸売市場東部市場が開場
1981年（昭和56年）10月12日 - 中央市場が現在地に移転
1992年（平成4年）4月20日 - 食肉市場が現在地に移転

再整備計画

中央市場は、1981年の移転開場から35年以上が経過し、施設の老朽化や耐震性の問題が顕在化しています。そのため、広島市は中央市場の再整備を計画しており、複数の案を比較検討し、再整備の方向性を決定する予定です。

また、東部市場についても、2027年度ごろに中央市場へ移転統合する計画があり、跡地活用の検討が進められています。跡地には、学校給食センターや市内初の「道の駅」などの整備を求める声が上がっています。

各市場へのアクセス

中央市場: 広島県広島市西区草津港1丁目8番1号
食肉市場: 広島県広島市西区草津港1丁目11番1号
東部市場: 広島県広島市安芸区船越南5丁目1番1号

外部リンク

広島市中央卸売市場（広島市経済観光局）
食肉市場（広島市経済観光局）

広島市中央卸売市場は、市民の食生活を支える重要なインフラとして、これからもその役割を果たし続けていくことが期待されます。再整備計画によって、より安全で効率的な市場へと生まれ変わることが期待されています。

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