広島市立矢野小学校

広島市立矢野小学校

広島市立矢野小学校は、広島県広島市安芸区矢野西六丁目に位置する公立小学校です。その歴史は古く、明治初期に遡ります。

沿革

起源

矢野小学校の起源は、1870年（明治3年）に創立された啓迪舎と、1873年（明治6年）に創立された洗心舎の二つの学校に遡ります。これらの学校が合併や改称を経て、現在の矢野小学校へと発展してきました。

年表

1870年（明治3年）1月15日 - 啓迪舎が長慶寺本堂に創立。
1873年（明治6年）1月15日 - 洗心舎が安芸郡矢野村字真地に創立。
1877年（明治10年）1月 - 第十八小学区公立矢野小学校と改称。
1887年（明治20年）4月1日 - 安芸郡第十八小学区公立簡易小学校と改称。
1888年（明治21年）4月1日 - 矢野尋常小学校と改称。
1907年（明治40年）4月1日 - 矢野尋常高等小学校と改称。
1941年（昭和16年）4月1日 - 矢野国民学校と改称。
1945年（昭和20年）8月6日 - 広島市への原爆投下により、原爆被災者の救護所として使用。
1947年（昭和22年）4月1日 - 学制改革により矢野町立矢野小学校と改称。
1975年（昭和50年）
3月20日 - 矢野町が広島市と合併したことに伴い、広島市立矢野小学校と改称。
4月1日 - 矢野西小学校が分離開校。
[2018年] - 平成30年7月豪雨により床上浸水

原爆の惨禍と復興

1945年8月6日の原爆投下時には、矢野小学校は救護所として利用され、多くの被災者の命を救う役割を果たしました。この事実は、学校の歴史において重要な意味を持っています。

矢野西小学校の分離開校

1975年には、周辺地域の人口増加に伴い、児童数が1787名にまで増加しました。そのため、矢野西小学校が分離開校し、児童が分離されました。

学区

広島市立矢野小学校の学区は以下の通りです。

広島市安芸区
矢野町（矢野西小学校区及び寺屋敷地区（矢野町740～752番地）を除く）
矢野東一丁目、二丁目（1～3番を除く）、三丁目～七丁目
矢野西五丁目（矢野西小学校区を除く）、六丁目、七丁目

進路先中学校

卒業後の進路先中学校は、広島市立矢野中学校です。

周辺の小学校

安芸区矢野町内には、以下の小学校があります。

広島市立矢野西小学校
広島市立矢野南小学校

出身者

森崎和幸 - 元プロサッカー選手
森崎浩司 - 元プロサッカー選手

関連情報

広島市立矢野小学校

広島市立矢野小学校は、長い歴史の中で地域の教育を支え、数多くの卒業生を輩出してきました。原爆の惨禍を乗り越え、地域の発展と共に歩んできた学校として、これからも地域社会に貢献していくことが期待されます。

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