広島広域公園陸上競技場

広島広域公園陸上競技場

広島広域公園陸上競技場は、広島市安佐南区にある多目的スタジアムで、1992年に開場しました。この施設は、広島市が所有し、公益財団法人広島市スポーツ協会が管理しています。愛称「広島ビッグアーチ」は、アーチ状の大屋根に由来しています。また、ホットスタッフ広島が命名権を取得し、2024年からは「ホットスタッフフィールド広島」として知られることになります。

立地と背景

この競技場は、新興住宅地域である西風新都エリアに位置し、1994年に開催される予定だったアジア競技大会のために整備されました。その後、1996年の国民体育大会の主会場にもなりました。その後、アジアカップ1992の運営試合がここで行われ、初の競技が実施されたことも特筆されます。

競技施設の特徴

トラックとフィールド

日本陸上競技連盟によって公認された8レーンの全天候型トラックを備え、補助競技場も6レーンです。トラックは400メートルの周回が可能です。フィールドのサイズは107メートル x 73.3メートルで、天然芝が使用されています。この場で主要なクラブであるサンフレッチェ広島が多くの試合を開催しています。

スタンドと座席

競技場はすり鉢状のスタンドに囲まれています。スタンドは屋根のあるメインスタンドと、改修され背もたれ付きの座席が設けられることになったバックスタンドが特徴です。2019年には、AFCの試合基準に合致するよう改修が行われました。

照明設備と映像装置

照明設備はアーチ状の屋根に統合されており、またバックスタンド側には鉄塔式の照明灯が設置されています。さらに、フルカラーの大型映像装置は1994年から設置され、客席の反対側に位置していますが、故障により一時的に車載型の装置を使用しています。

交通アクセス

広島高速交通アストラムラインで広域公園前駅から徒歩5分でアクセス可能で、サッカーの試合が行われる日は臨時列車も運行されます。車でも山陽自動車道五日市ICからアクセスでき、駐車場も完備されています。

他の施設と役割

広島広域公園内は、サッカーや陸上競技だけでなく、様々なコンサートやイベントが開催され、地域の文化活動にも寄与しています。競技場自体はサッカークラブの本拠地として重要な役割を持つと同時に、広島市民にとっても特別な場所です。施設は、周辺の環境と共に発展を続けており、多くの市民に親しまれています。

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