広島県道・山口県道122号大竹和木線

広島県道・山口県道122号大竹和木線

広島県道・山口県道122号大竹和木線（ひろしまけんどう・やまぐちけんどう122ごう おおたけわきせん）は、広島県大竹市から山口県玖珂郡和木町へと至る一般県道です。この路線は両県の県境を跨ぐため、広島県と山口県それぞれが管理する形で認定されています。

概要

この県道は、計画上は広島県大竹市内の地点を起点とし、山口県玖珂郡和木町和木4丁目にある山口県道135号北中山岩国線との交差地点を終点としています。しかし、路線の大部分は現在も開通していません。特に、広島県大竹市側においては、県道の具体的な経路がまだ決定されていない状態が続いています。これは、山口県側で既に路線区域が確定しているのとは対照的です。

この路線は、1990年（平成2年）2月に県道として認定されましたが、建設を進める上で地元住民からの理解が十分に得られていないことが、広島県側で長らく経路の決定が見送られている主な理由とされています。結果として、認定からかなりの年月が経過した現在も、起点の場所すら確定していないという状況が続いています。

将来的に、小瀬川沿いを走る国道186号について、油見トンネルの開通によって役割を終えた旧道の一部区間（大竹市油見3丁目から大竹市新町2丁目にかけて）が、この県道に編入される可能性が指摘されています。しかし、これがいつ実現するかは不確定であり、現状では国道186号と本路線が重複する区間は存在しません。

路線データ

起点: 広島県大竹市内（具体的な位置は未定）
終点: 山口県玖珂郡和木町和木四丁目（山口県道135号北中山岩国線との交差点）
未開通区間: 起点となる広島県側から、山口県玖珂郡和木町の小瀬川土手付近に至るまでの区間が未開通です。

歴史

この路線は、1990年（平成2年）に広島県および山口県によって相次いで認定されました。

1990年（平成2年）2月1日：広島県により、広島県告示第119号をもって路線として認定されました。
1990年（平成2年）2月6日：山口県により、山口県告示第122号をもって路線として認定されました。

地理

通過する自治体

広島県大竹市
山口県玖珂郡和木町

交差する道路

山口県道135号北中山岩国線（終点部で接続）

沿線

JR西日本 山陽本線 大竹駅
大竹警察署
大竹市役所大竹支所
大竹市大竹会館（アゼリアホール）
和木町立図書館
小瀬川

特記事項

広島県道・山口県道122号大竹和木線は、その大部分が未開通であり、特に広島県側では30年以上が経過した現在も、路線の起点の場所や具体的な経路が定まらないという特異な状況にあります。これは、県道としての認定はなされたものの、現実的な建設や整備に向けた進展が極めて限定的であることを示しています。前述の通り、将来的な経路変更の可能性はありますが、その実現性や時期は依然として不明確なままです。

関連項目

広島県の県道一覧
山口県の県道一覧

もう一度検索