広島県道303号上筒賀津浪線

広島県道303号上筒賀津浪線について

広島県道303号上筒賀津浪線は、広島県山県郡安芸太田町を東西に結ぶ一般県道です。この道路は、上筒賀地区から津浪地区へと至り、地域住民の生活に欠かせない移動手段としての役割を担っています。

路線の概要

起点は安芸太田町大字上筒賀で、国道186号線との交差点です。終点は同じく安芸太田町大字津浪で、国道191号線に接続しています。総延長は11,102.6m、実際に車両が通行できる実延長は10,991.6mです。

通行規制について

この路線の一部、具体的には安芸太田町大字中筒賀の区間では、異常気象時に通行規制が敷かれます。時間雨量が30mm以上、または日雨量が100mm以上になった場合、通行止めとなることがあります。この規制区間の正確な延長は不明です。

歴史

この県道は、2009年（平成21年）2月5日に広島県の告示により認定されました。以前は広島県道241号筒賀停車場線と広島県道303号上筒賀筒賀停車場線の一部でしたが、これらの路線が廃止された後、新たに県道303号上筒賀津浪線として生まれ変わりました。これにより、地域の道路網が再編されました。

道路状況

この県道の道路状況にはいくつかの特徴があります。道幅が狭い区間が多く、特に井仁トンネルには高さ制限があるため、大型車両の通行には注意が必要です。筒賀・戸河内方面と湯来・安佐方面を結ぶ短絡路としての利用は、これらの制約からあまり現実的ではありません。

重複区間

県道303号線は、安芸太田町大字中筒賀において、広島県道304号中筒賀下線と111mの区間で重複しています。

道路施設

この路線には、いくつかの重要な道路施設が含まれています。

筒賀橋: 太田川に架かる橋梁で、長さは105.80mです。
井仁トンネル: 長さ182mのトンネルで、1959年（昭和34年）に竣工しました。このトンネルが高さ制限の要因となっています。

通過する自治体

この県道が通過する自治体は、全線にわたり山県郡安芸太田町のみです。

交差する道路

国道186号（起点）
広島県道304号中筒賀下線（重複区間）
国道191号（終点）

沿線情報

沿線には、以下のような施設や名所があります。

安芸太田町立安芸太田中学校
井仁の棚田
JR西日本可部線 廃線跡
筒賀川（太田川支流）
太田川

これらの沿線スポットは、県道を利用する人々にとってのランドマークや休憩地点となります。特に井仁の棚田は、美しい景観で知られ、観光客にも人気があります。

まとめ

広島県道303号上筒賀津浪線は、安芸太田町内において重要な役割を果たす県道です。歴史的な背景を持ち、地域住民の生活を支える一方で、道路状況や規制など、課題も抱えています。沿線には、地域の文化や自然を感じられるスポットも点在しており、ドライブやツーリングの際に訪れるのも良いでしょう。

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