広島県道380号水呑手城線

広島県道380号水呑手城線

広島県道380号水呑手城線（ひろしまけんどう380ごう みのみてしろせん）は、広島県福山市を通る一般県道です。この道路は福山市水呑町から南手城町四丁目までを結び、地域の交通に重要な役割を果たしています。

概要

この県道の起点は福山市水呑町に位置し、福山商業高校入口交差点で広島県道22号福山鞆線と接続しています。終点は福山市南手城町4丁目で、入江大橋北詰交差点に至り、こちらで広島県道244号福山港線と交わります。総延長は約5.031 kmであり、広島県内の主要な道路ネットワークの一部を形成しています。

歴史

この道路は1996年4月25日に広島県により告示され、正式に一般県道として認定されました。認定当初は福山市道の一部でしたが、一部区間が未開通だったため、その後の整備が求められました。また、路線番号の「380」は、以前に別の道路に使用されていた番号を引き継いでいます。

2003年には芦田川大橋が開通し、これをもってこの路線は全線通行可能となりました。さらに、2012年には新しい入江大橋が開通し、これにより既存の橋は北向き専用となりました。ほんの数年後の2013年には、旧南行き車線が改修され、現在は右折専用車線として機能しています。

路線状況

全線は4車線の広い道路で、都市計画道路3・3・637号神辺水呑線の一部として指定されています。この道路は山陽自動車道福山東ICと鞆の浦を結ぶ重要な交通路でもありますが、入江大橋近くではしばしば渋滞が発生し、新橋架橋と現道の拡幅工事が進められています。この工事には約120億円の費用が投じられ、渋滞緩和が期待されています。

都市計画

この県道は都市計画道路3・3・637号神辺水呑線の一部として整備されています。起点は福山市蔵王町二丁目で終点は田尻町に位置し、全長は約8,820 m、幅員は25 m（4車線）です。1962年と2001年に建設省と広島県の告示により計画が決定されています。

道路施設

橋梁

• - 芦田川大橋: 福山市水呑町と箕島町を結ぶ斜張橋で、長さは491メートル、幅員は25.8から26.8メートルです。この橋は広島県が管理しており、福山市によってライトアップされています。
• - 入江大橋: 福山内港の入江に架かる重要な橋です。

地理

この道路は福山市内を通過し、主要な施設や学校にアクセスできます。

通過する自治体

• - 福山市

交差する道路

地域内の交差する主要道路との接続も多く、物流や通勤に利用されています。

沿線の主な施設

• - 福山市竹ヶ端運動公園
• - 広島県立福山商業高等学校
• - 芦田川河口堰
• - 芦田川漕艇場（国際A級公認コース）
• - 福山港フェリーターミナル
• - 福山内港
• - 福山卸センター

この県道は地域のアクセスを向上させ、経済活動を支える重要な交通路であり、多くの市民に利用されています。今後のさらなる発展が期待されています。

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