広江礼威

広江礼威：銃と硝煙、そして美学が織りなす世界

広江礼威（ひろえ れい）は、1972年生まれ、神奈川県出身の日本の漫画家、イラストレーターです。彼の作品は、緻密な描写とハードな世界観で多くのファンを魅了しています。

デビューから『BLACK LAGOON|BLACK_LAGOON』へ

10代後半にゲーム会社に入社したことがきっかけで、作家活動をスタート。ゲーム会社退社後は、アンソロジーなどで「れっどべあ」名義で活動していました。その後、『月刊コミックコンプ』で『翡翠峡奇譚』を連載しますが、雑誌の休刊により未完に終わります。角川書店の『月刊コミックドラゴン』では『SHOCK UP!』を連載するも、打ち切りという憂き目に遭います。

転機となったのは、ワニマガジンの『コミックガム』に掲載された『PHANTOM BULLET』。そして、『月刊サンデージェネックス』に掲載した『BLACK LAGOON|BLACK_LAGOON』の読み切りが大きな反響を呼び、連載へと発展し、彼の代表作となりました。

『BLACK LAGOON|BLACK_LAGOON』の魅力

『BLACK LAGOON|BLACK_LAGOON』は、荒廃した世界を舞台に、裏社会で生きる者たちの生き様を描いた作品です。緻密に描き込まれた銃器やメカ、個性的なキャラクターたちが織りなすドラマは、多くのファンを魅了し、アニメ化もされました。しかし、2009年から長期休載に入り、ファンをやきもきさせましたが、2013年に連載を再開。その後も休載期間を挟みながらも、現在も連載が続いています。

多岐にわたる活動

漫画家としての活動以外にも、イラストレーターとしても活躍しており、書籍やゲーム作品の表紙絵などを手掛けています。また、「れっどべあ」名義で同人活動も継続しています。

アニメ作品にも深く関わっており、オリジナルテレビアニメ『Re:CREATORS』では、原作、シリーズ構成、脚本を担当しました。

作風と影響

広江礼威の作品には、戦争映画やスティーヴン・キングからの影響が見られます。特に、銃器や軍事に関する知識は豊富で、『BLACK LAGOON|BLACK_LAGOON』にもその知識が活かされています。

好きな映画として『シャイニング』や『ゾンビ』などを挙げており、クエンティン・タランティーノやロバート・ロドリゲスといった監督の作品を好んでいます。

人柄

ヘビースモーカーであり、漫画の違法アップロードには強い嫌悪感を示しています。過去にはTwitter上で過激な発言を行ったこともありましたが、それも作品に対する愛情の裏返しと言えるでしょう。

今後の活躍

広江礼威は、その独特な世界観と圧倒的な画力で、これからも多くのファンを魅了し続けるでしょう。今後の作品にも期待が高まります。

主な作品

漫画
翡翠峡奇譚
SHOOK UP!
PHANTOM BULLET
BLACK LAGOON|BLACK_LAGOON
341戦闘団
イラスト
多数の書籍、ゲーム作品の表紙絵
アニメーション
Re:CREATORS（原作、シリーズ構成、脚本）

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